万博記念公園で新喜劇フェス 司会の千葉公平、禁句ギャグとは?

「結婚後得意ギャグを封印」と話す千葉公平(右から2人目)と万博会場でのバイト経験を話す寛平GM(中央)

 晴天微風と絶好の行楽日和となった3日、大阪・吹田市の万博記念公園で開かれた「よしもとしんきげきフェス」にはお昼の時点で約2万人の家族連れらが詰めかけにぎわった。

 総合司会に抜擢された吉本新喜劇の中堅座員、千葉公平(48)は東京から移籍して丸4年で初の万博公園来園とあって、「うわさには聞いてたけど実物の太陽の塔にビックリ。予想より数倍デカイ!」と感激。先日結婚したばかりで「独身時代のイベント出演は〝目立とう〟と思ってばかりだったけど、今では家族連れのお客さんに目が行くようになった」としみじみ。封印したギャグとして「キ○タマ、キ○タマの下ネタはもう言わないようにしてます。生まれてくる子どもの教育によくない」と趣旨替えを白状。

 1970年大阪万博の会場でのイベントに、間寛平GM(74)は「ここの会場建設が進んでいた1969年当時は高校を卒業して間もなくで、バイトで土木作業に来ていた。僕の〝血ぃ吸うたろか?〟のギャグの際の手つきは、その時に現場作業していた整地用ユンボのアームの形から」と説明。他の座員らは「へぇ、初めて聞いた」とびっくり。

出演者用にうどん作りに精を出す新喜劇座員の辰巳智之

 新喜劇座員総動員とあって、出演者の食事を賄うケータリングも大忙し。座員の辰巳智之(42)は急きょ「うどん屋台」を楽屋テント裏に設営。寛平GMから「普通に食べられるレベル。年末の寛平マラソンへ出店に来るか?」とねぎらわれ思わずにんまり。「うどん店で4年間バイトし店長を任されたことも。だしは自分で味付けを工夫しました」と手応えありの表情。

太陽の塔を背にステージを繰り広げる「よしもとしんきげきフェス」の舞台と満員の観客

 (畑山博史)