路面電車の魅力を間近で 4月27、28日に「阪堺グルメフェス2024春」開催

 路面電車とは、道路に敷かれた線路を走る都市内鉄道のこと。日本ではかつて70以上の路面電車が全国を走っていたが、現在は19にまで減少。低速で走るため、安全で地球に優しい交通手段として地域住民や観光客の足として愛され利用されている。

 街中を走る路面電車は、地域の特色や歴史を感じるものが多い。大阪市内南部と堺市を2線路で結ぶ阪堺電車には、1928年生まれの「モ161形」が現役する日本最古の路面電車として例年秋から春にかけて走っている(昔の車両のため冷房が完備されていなく夏は運休している)。大阪の街を〝ガタンゴトン〟とゆっくり音を立てて走る超レトロな路面電車は趣深さがある。

阪堺電車

 最新の路面電車は、2023年8月に開通した宇都宮駅東口から芳賀・高根沢の間を走る「宇都宮LRT」がある。スタイリッシュなデザインに加え、次世代型ライトレールとして超低床で乗り降りがしやすく、バリアフリーに対応している。

LRT形路面電車

 そんな路面電車の魅力を大阪で堪能できるイベント「阪堺グルメフェス2024春」が今月最終の週末、4月27、28日に開催される。場所は阪堺電車車庫内「阪堺あびこ車庫・阪堺線我孫子道駅すぐ」。

 当日は、車庫いっぱいに唐揚げや餃子、パフェやクレープなどのキッチンカーが立ち並びお祭りムードで賑わう。普段、立ち入ることができない車庫という特別空間で、路面電車を近くで眺めながら、料理にビールやジュースで今年の春を味わってみては。

イベントポスター

■阪堺電気軌道株式会社/大阪市住吉区清水丘3丁目14-72/電話06-6671-3080(業務部営業課)