大阪・奈良の各地に店舗を構えるベーカリーショップ「クックハウス」は、4月4日の「あんぱんの日」を記念して、40年以上定番商品として販売している「北海道アンフライ」を初めてアレンジした「クリームアンフライ」を、4月1日から7日間限定で販売する。
1875(明治8)年4月4日、花見中の明治天皇・皇后両陛下に「あんぱん」が献上したことを記念し、後に4月4日が「あんぱんの日」として制定された。
同社では、創業者の多田定男氏が元々和菓子職人だったこともあり、あんこを使った商品が多い。
その中でも「北海道アンフライ」は、北海道こしあんが入った、昔ながらの素朴な味わいが大人気。その人気のあまり、アレンジを加えた時の客離れを危惧し、販売時からこれまで40年以上手を加えずにいた。
しかし今回、大阪農業園芸・食テクノロジー専門学校の企業プロジェクトをきっかけに、「もったいないのではないか」という声が現場からあがるようになり、今回のアレンジに至った。
大阪農業園芸・食テクノロジー専門学校の企業プロジェクトは、企業からの課題に対し学生が商品企画、レシピ考案、試作、プレゼンまでプロの講師の方の指導の下、一貫して行うというもの。
最終審査まで企業の条件と折り合いをつけながらも何度も試作を繰り返し、商品化にあたってはクックハウスを運営するダイヤ(大阪市生野区)社内の実際の商品会議も経て販売に至った。同プロジェクトを通じて商品化された「レモンクリームパン」は4月1~30日、クックハウス全店で販売。
ほかにも、春の季節にぴったりの「桜あんぱん」や新商品「アスパラベーコンチーズパン」も要チェック。春のお出かけのお供に、チャレンジングだけど懐かしさを感じるパンを携えてみては。
■株式会社ダイヤ(クックハウス運営会社)/本社:大阪市生野区新今里2‐13‐8