NHK大河「光る君へ」で人気急上昇の塩野瑛久 カンテレで主演の「ぼくの人格シェアハウス」をPR

 カンテレ制作の単発コメディードラマ「ぼくの人格シェアハウス」(17日深夜0時半、関西ローカル)の主人公・相田雄介を演じる俳優・塩野瑛久(あきひさ)(29)が取材会を開催。NHK大河ドラマ「光る君へ」での一条天皇役で注目され人気上昇中で、「素直におもしろい作品。自分の新しい可能性、幅を広げられる作品でした。1時間観て頂くと、気持ちが晴れやかに」とPR。

カンテレのマスコットを手におどける塩野瑛久

 塩野が演じる主人公の営業マン・相田雄介は〝トラブル回避〟がモットー。トラブルメーカーの後輩・大城守(菅田将暉弟の菅生新樹)と出会い、さまざまな非常事態に襲われながらも、相田の脳内で暮らす3人の人格とともに自分の生き方を見つめ直していくヒューマンで笑えるドラマ。

ドラマ「ぼくの人格シェアハウス」

 初共演した菅生の印象について「砕けた感じの接し方で気持ちが良い青年。〝初めまして〟だったんですけど、彼の第一声が(5歳上の自分に対し)〝塩野君って怒らないですよね?〟って話しかけてきた。僕は〝その質問から入る?〟って内心思ったんですけど〝全然怒ったりしないよ〟って返したら、〝そうですよね~、怒らなさそうですよね〟って。ちょっと戸惑いました」と苦笑。「多分、自分が失言するかもしれないから、その確認だったと。実際その後、ちょいちょいタメ口出ているので」と分析した。

作品の魅力を話す塩野瑛久

 脳内に3人の人格という難しい設定について、じっくり考えて言葉を選びながら「似ている部分、共感できる部分はかなりあると思います。僕自身も〝話しかけづらい、ちょっと怖そう〟と思われていた時期もあって〝悪い印象を持たれないように〟と思いながら過ごしていた。いまだに悩んだりすることも。だらけた人格、ガンガンやって活躍したい人格、ニコニコ、ヘラヘラ楽しいことだけをしたいという人格もきっといると思う。似ている部分があるからこそ、丁寧に相田を演じた」と説明。

主演番組をPRする塩野瑛久

 見どころについて「導入部は軽く気を張らずに見ていただきたいですが、後半は見る人によって捉え方が変わるかも知れない。僕自身は挑戦の作品でもあったので、その熱量が伝われば」とPRした。

(畑山博史)