JR大阪駅・西地区「ＫＩＴＴＥ大阪」のフロア概要が決定

　旧大阪中央郵便局跡地を含むJR大阪駅・西地区で開発が進む「ＪＰタワー大阪」内の商業施設「ＫＩＴＴＥ大阪」の地下1階から6階までのフロア概要が決定された。日本郵便、西日本旅客鉄道、大阪ターミナルビル、ＪＴＢ、日本郵政不動産が手掛ける開発事業で、同施設の竣工は３月を予定している。

　同施設は「UNKNOWN（アンノウン）」をコンセプトに、〝まだ知らない、まだ体験したことのないもの〟を集め、日本の良さを発見し、再認識できる商業施設を目指す。2階には日本各地のファンづくりのフロア「Feel JAPAN Journey（ええもんにっぽんめぐり）」として物産や観光を中心に地域の魅力を発信する店舗をラインナップするほか、情報発信スペース「＠ＪＰＣａｆｅ」、〝大人のたまり場〟ゾーン「うめよこ」など、特徴的なコンセプトフロアを展開し、知的好奇心を刺激し、おもしろい未知（UNKNOWN）の体験ができる施設づくりを行う。

　また、7月のグランドオープンに向けて、「つなぐ」をコンセプトとしたプロジェクトを開始する。大阪出身のアーティストのアイナ・ジ・エンドさんと、作曲家・坂東祐大さんの2人がコラボレーションし、テーマソングを制作することが決定したほか、大阪芸術大学とシンボルモニュメントを制作するプロジェクトが始動。このほか、昨年11月に開設したInstagramやX（旧ツイッター）の公式アカウントを使って、日本各地の魅力を発信する施策「つながりのはじまりLetters」も展開している。

　規模は地上39階、地下3階、約188メートル。昨年11月にはJR大阪駅とつながる歩行者デッキが先行開通したほか、オフィスフロアの利用が開始している。「大阪ステーションホテル」の開業は夏予定。