社会実験「守口さんぽ」で未来を語る
守口市の魅力を再発見する回遊型の社会実験「守口さんぽvol.3」が11月24日、京阪守口市駅北側の民間駐車場を利用した「大人とこども広場」で、「守口のまちを遊ぶ・まちの多様性のしかけかた」をテーマに、地元事業者や専門家などをパネラーとして迎え、同市のまちづくりに対して意見交換を行なった。
同実験の企画者で、すでにあるまちの魅力を生かし再生する〝エリアリノベーション〟の発案者、「Open A」馬場正尊代表は、拡幅が予定されている京阪守口市駅から国道1号線までの道路「豊秀松月線」で、昨年の実験結果から道路と公園を併用する計画を発表した。
古民家再生事業を行う「R-PLAY」宇田知令さんは、同市の文禄堤にある古民家「旧徳永家住宅」のリノベーションを行い、レストランやオフィス、庭園でのシェア農園、蔵を活用したサウナ、地ビール製造などの計画を発表した。最後に同市瀬野憲一市長は実験結果を評価しつつ、計画実施を後押しする発言もあった。
2021年からはじまった「守口さんぽ」は今回、初の夜間での開催。飲食店や居酒屋などが集まる守口市駅西口エリアで、周辺道路や空き店舗を活用し、こだわりのフードが楽しめる飲食屋台やキッチンカーのほか、DJの生ライブが行われた。高架下の細い通路には古着やバー、スイーツ、占い、ハンドメード雑貨など屋台が並び、仕事帰りの人で賑わった。