公益財団法人SOMPO福祉財団(理事長 西澤敬二)によるNPO基盤強化資金助成(住民参加型活動資金助成)の関西合同贈呈式が11月6日に執り行われた。贈呈式後は、各団体の取り組みの紹介と、活動に伴う課題について情報・意見交換を行う場が持たれた。今回の助成の募集地域である西日本地区では8団体が贈呈先に選定された。
この助成は、地域における高齢者、障がい者、子どもなどに関する複合的な生活課題に、地域住民が主体となって取り組むことを対象としてる。対象を法人格のない団体に限定しており、その背景としては、地域住民が主体の小規模な団体が助成を受ける機会が少ない一方で、身近な地域課題に対して積極的に取り組んでいることが挙げられる。また、人件費の一部を対象としていることもこの助成の特徴である。
贈呈先の1つである「人間研究所こころラボ(大阪市西淀川区)」の代表・北村純さんは、当日出席した7団体を代表して「このような歴史ある団体から助成いただけることで活動の信用と自信につながります」と感謝の思いを語った。