「東大阪万博」花園中央公園で開催 子どもたちの未来と地域をつなぐ3日間

 子どもたちの未来づくりと地域コミュニティの活性化を目的とした一大イベント「東大阪万博」が、11月9・15・16日の3日間、花園ラグビー場に隣接する花園中央公園・芝生広場で開かれる。時間は午前10時から午後4時まで。入場は3日間とも無料。

 会場では、子どものお仕事体験やプロのミュージシャンによるステージパフォーマンス、プロレスなど多彩な催しを展開。100台を超えるキッチンカーやマルシェブースも並び、世代を問わず楽しめるにぎやかな祭典になりそうだ。

 主催は、元保育士で子育て支援員でもある江原弘樹さんが代表を務める「子ども達に夢と希望を!PROJECT」。東大阪市教育委員会が後援する。

 江原さんは自身の子育てや保育士としての現場経験から、子どもたちの〝体験格差〟を痛感。昨年から、習い事やお仕事体験を中心としたイベントを継続的に企画・実施してきた。今回もその思いに賛同する多くの大人たちが協力し、開催に至ったという。

 江原さんは「子どもたちがイベントとの出会いを通じて将来の夢を見つけてほしい。具体的な夢や目標を持つきっかけになれば」と話す。

 会場内では、職業体験のほか、動物とのふれあいなど、子どもたちが実際に体感しながら学べる多彩なプログラムを展開。催事エリアにはプロレスリングが設置され、プロレスラーとの交流も予定されている。パフォーマンスステージでは、子どもたち自身が登壇できる体験型プログラムも行われる。

 また、犬の譲渡会や馬とのふれあい体験を通して「命の大切さ」を感じられる機会も設けられる。

 一方、花園ラグビー場では9日に高校ラグビー大阪予選、15日に近鉄ライナーズの試合、16日に準決勝が開催される予定。会場内では選手によるトークショーも行われ、スポーツと地域が一体となった盛り上がりが期待される。秋の3日間、花園中央公園から目が離せない。

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