ユニクロは7月21日から27日までの1週間、大阪府内にあるユニクロ63店舗で「大阪祭」を開催した。3回目となる今回は「おでかけ」をテーマに、大阪芸術大学や大阪を代表とする観光地企業4 社と協議し「UTme!」で大阪エリア限定のTシャツを販売した。
これまで企業ロゴが中心だったTシャツのデザインをもっと独自性のあるものにしようと、大阪芸術大が初参加。同大デザイン学科の3年生が「海遊館」「ニフレル」「通天閣」「大阪城」を題材に、企業ニーズをデザインに落とし込んだ。
応募のあったデザインを企業や大阪エリアのユニクロ販売員ら528人で選考。各観光地で1位となった4柄に加え、インバウンド賞3柄を採用して商品化した。
これまで他地域でもイベントを実施してきたユニクロだが、産学連携の協議は、今回が初。リンクス梅田では、大阪芸術大学× 大阪観光地のUTme!スタンプや商品化されなかった全デザインのスタンプを販売している。
ユニクロ営業本部のブロックリーダー高松裕史さんは、今後の展望について「大阪の夏の風物詩になるくらいまで、さまざまな企業や学生の方々と一緒に盛り上げて行きたい。企業紹介や若いデザイナーの育成に少しでも貢献できれば」と話していた。