子どもたちが描いた絵が、巨大迷路の壁になる。段ボールの企画・製造を手がけるアラカワ紙業(東大阪市荒川3、辻明徳代表)は、地域の子どもたちが参加して楽しめる「体験型・町おこしダンボール巨大迷路」の出張・制作・レンタル受け付けを始めた。2026年12月以降に開催される自治体や商店街、商業施設などのイベントでの活用を見込む。

同社が提案するのは、地元の子どもたちが描いた絵を段ボール製の迷路の壁面パーツとして取り入れる参加型の企画。子どもたちは自分の作品が飾られた迷路の中を歩き、遊びながら作品と触れ合える。単に遊具を設置するだけでなく、制作段階から地域住民が関わることで、イベントへの参加意識や街への愛着を育む狙いがある。
企画の背景には、地域イベントに子どもや家族が主体的に参加できる仕掛けをつくりたいという思いがある。子どもたちが描いた絵を迷路の一部に取り入れることで、自分の作品を見つけながら遊べる体験を提供する。地域住民が一緒につくり上げることで、思い出に残る催しを目指す。
迷路は段ボールを組み合わせて通路を構成する。標準的な設営規模は11㍍×16㍍で、大学などの広い会場では20㍍×15㍍の規模にも対応する。1㍍四方、高さ1・5㍍の段ボールパーツを1セットとし、十字形に組み合わせる構造。会場の広さに応じてコースを設計できるため、さまざまな場所での設置が可能という。
設営期間は特に定めておらず、依頼を受けてからイベント当日までに迷路のコースを設計し、準備を進める。
同社は、予算や用途に応じて2種類のプランを用意。既存の迷路を利用するレンタルプランは10万円程度から、希望に合わせて一から製作する新規製造プランは20万円程度から。いずれも全国への出張に対応し、交通費・宿泊費は別途必要となる。素材にはリサイクル可能な段ボールを使用し、イベント終了後は回収する。
これまでに近鉄小阪駅前にある近鉄不動産所有の空き地や、東大阪市立荒川小学校、布施小学校などで段ボール迷路を設置してきた。今回のサービスでは、こうした実績を生かし、自治体や商店街、商業施設などが開催する地域イベントへの展開を目指す。
辻明徳さんは「地域を盛り上げるには、誰かがやっているだけでは盛り上がらない。地元の方たちが参加し合ってこそ盛り上がるのだと思います」と話している。
問い合わせは同社、電話(06・6728・1055)へ。
