兵庫県・香住漁港西港で水揚げされる「香住ガニ(ベニズワイガニ)」の漁が9月1日に解禁された。
9月4日早朝、香住漁港西港で香住ガニの初競りが行われ、最高値は1匹30万円となった。「香住蟹一番」を運営する丸近が、2年連続で最高値の「一番蟹」を競り落とした。
初競りで競り落とされた活けガニは約5時間後には大阪に到着し、その日のうちに来店客へ提供されたという。

香住ガニは、香住漁港で水揚げされるベニズワイガニのブランド名。生の状態から鮮やかな紅色をしているのが特徴で、香住漁港西港は近畿地方で唯一、ベニズワイガニが水揚げされる港でもある。
香住で69年にわたり水産業を営む丸近の取締役副社長・上垣匡智さんは、香住蟹について「単なる商品ではなく、香住が誇る大切な地域資源」と話す。「そのおいしさだけでなく、その先にある『感動』までお客さまへ届けていきたい」と意気込んだ。

同店では、解禁直後の香住ガニを使った料理をふるまう。10月末まで「活けズワイガニ&香住蟹食べ比べコース」(18,800円)を予約制で提供する。
コースには、ズワイガニの刺し身や焼き甲羅味噌、香住ガニとエビの陶板焼き、ズワイガニと香住ガニのカニしゃぶ、香住ガニの甲羅焼きなどが並ぶ。



ズワイガニは身が締まったしっかりとした食感。一方、香住蟹はみずみずしく甘みのある味わいが特徴だという。
生息する海の深さにも違いがあり、ベニズワイガニは水深1,000~2,000メートルを中心とする深海に生息する。食感や甘みだけでなく、それぞれが育つ環境の違いを知りながら食べ比べるのも楽しみ方の一つだ。
香住ガニの初競り落札を記念したフェアは、9月末まで開催される。
■香住蟹一番/大阪市中央区千日前2-8-17 なんばオリエンタルホテル1階/06(6631)5211/※価格・内容は取材時点
