大和ハウス工業(大阪市)と楽天銀行(東京都)は、国の支援を受けてマイホーム借り上げ事業を行う一般社団法人移住・住みかえ支援機構(東京都、JTI)と楽天銀行が共同開発、金利選択型の残価設定型住宅ローンの取り扱いを、6月1日から始めた。人生100年時代を迎え、人々のライフスタイルや住まいに対する価値観が多様化する中、顧客の新たなニーズに対応した。
残価設定型住宅ローンは、残価設定月以降いつでも、住宅ローンの負債残高と同額でJTIが買い取る「残価買取オプション」と、毎月の返済額を大幅に抑えた「新型リバースモーゲージ」に借り換え変更できる「返済額軽減オプション」の2つを付帯させた。このため、定年退職後の収入減少による住宅ローンの返済不安の解消や、将来のさまざまな転機による住み替えに備えることができる。
また、同住宅ローンは、借入期間中の金利タイプが固定金利に限定されず、大和ハウス工業の新築戸建住宅の契約者の大半が利用している変動金利も選択できるため、客のニーズにも応えている。
一方、楽天銀行が2013年11月から取り扱いを始めた「楽天銀行住宅ローン(金利選択型)」は、来店不要で魅力ある金利設定、一律33万円(税込み)の融資事務手数料などが好評。今年4月からは、顧客のライフスタイルの変化や住宅ローンへの多様なニーズに対応するため、残価設定型住宅ローンの取り扱いを始めた。
今後も両社は、「時代の変化に柔軟に対応するとともに、お客さまの新たなニーズに応え、安心した住生活をサポートしてまいります」としている。