カツオ、塩、漆器まで 四国の知られざる逸品がハルカスに集結

 あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)は3~9日の間、第23回「四国四県味と技めぐり」を開催している。

 四国四県が誇る絶品グルメや名産品、伝統の技を一堂に集めて紹介する催事で、藁焼きカツオや讃岐うどん、赤珊瑚を使ったアクセサリーなど、食品や工芸合わせて55社が登場 。

 今回は、料理よりも素材に注目してみた。

 たけまさ商店は、鰹節ではなくそうだ節の専門店。

 そうだ節とは、土佐清水で漁師が1匹ずつ釣り上げるソウダカツオを釜で煮てから頭や内臓を取り出し、焙乾という水分を蒸発させて煙で香り付けしてから天日干しして、うまみ、コク、香りが凝縮されたもの。関西では出汁は鰹節と昆布なのであまり馴染みがないものだそうだが、地元高知はもちろん、関東でも鰹節と並んで人気の一品だとか。

 甘さがあって、まろやかな。そうだ節単体で食べても美味しいが、酒のアテやポテチにかけたりおそばやチャーハンに振り掛けてみるのもよし。使い方はかなり幅広く色々な料理に使えて便利。

 福弥蒲鉾の豆腐お好み焼きが売り。

 豆腐お好み焼きは、「お好み焼き」という名称がついていても小麦粉は使用しておらず、豆腐を主原料にして、蒲鉾屋らしく、魚のすり身と合わせて、見た目はお好み焼きにしか見えないように加工した一品。

 食べても豆腐の味より、蒲鉾のような食感が強く、食べやすい。冷蔵保存からフライパンやレンジであたためて食べる際に、ソースをかけて鰹節や青のりを乗せるとまさにお好み焼きに仕上がる。

 ちょっとしたおつまみや、おかずの一品、おやつにも使えそうで、なかなかの優れもの。

 「Blue Sea Grace」の「藍塩」は健康に良いという塩。

 藍塩は、徳島県産の天然の海水を薪窯でじっくり炊き上げたミネラル100%の塩に、世界農業遺産の地で育った藍を混ぜ込んだ塩で、完全無添加、100%手作り、そして津峯神社の祈祷済みというもの。

 匂いを嗅ぐと藍の柔らかい香りがする。塩自体も甘みがあってまろやかさを感じる。化学調味料の塩と違って尖ったところがなく、体に良さそうな食感と、体内に浸透していくような溶け具合だった。塩としては高額な部類に入るかもしれないが、健康になることを考えて、どこに投資するかという観点から捉えると十分に旨味のある投資商品かも。

 また、「Blue Sea Grace」では、製造過程で塩分濃度が濃くなりすぎたりして、食用に販売できない塩を活用して、インテリア盛り塩を販売している。ボトルやパッケージに入った塩は祈祷済みなので効果抜群。ほかにも塩を入れ込んだブローチなども取り扱っている。

 塩にこだわってみるのも良いのでは。

 最後は食べ物ではなく、食器。

 さざなみ漆器が取り扱うのは、墨流しの技術を使って漆塗りした木製の食器とカトラリー。
着物や和紙の染めに使われる伝統技法の墨流しを漆で再現し、揺らぎ、形を変え続ける水面のように、一つとして同じものがない模様を描いている、オンリーワン商品。

 鮮やかな碧が目を惹き、一つ一つじっくりと眺めてみたくなる。描かれているデザインはまさに一つずつ違い、どれかを選ぶとなると悩ましい選択になりそうだ。

 見た目は陶器のようだが、木製で非常に軽く使いやすそう。これからの時期、この上に料理を乗せると映えそうな予感。

 また、今SNSで話題の香川県三豊市の魅力にもクローズアップし、 「日本のウユニ塩湖」と称される父母ヶ浜のフォトスポットを背景に写真が取れるスポットが用意されている。

 開催時間は午前10時~午後8時。最終日は午後3時に閉場する。

■あべのハルカス近鉄本店 ウイング館9階催会場/大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43

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