第1回は、住吉大社「反橋」から始まる物語
橋と水辺を手がかりに大阪の歴史をひもとくまち歩きツアー「歩く!学ぶ!食す! 大阪八百八橋(おおさかはっぴゃくやばし)ヒストリーウォーク 水都大阪をめぐる8つの物語」が9月26日、第1回「住吉大社エリア」として開催される。主催は一般財団法人環境事業協会(大阪市)。

大阪はかつて「水の都」と称され、縦横に張り巡らされた水路が人やモノを運び、無数の橋がまちをつないできた。同ツアーはそうした水都の歴史を、実際に歩きながら体感できる全8回シリーズ。各回単独での参加も可能で、全8回を通じて参加した場合は最終回の旅行代金が無料になる。
第1回のテーマは「海と祈りが紡ぐ水都の原点 〜反橋にみる大阪のはじまり〜」。住吉大社の象徴でもある反橋(そりばし。別名・太鼓橋)を渡り、海へとつながる信仰の道をたどる。橋が結んだ人と神、そして海の世界という視点から、大阪のはじまりにふさわしい歴史を体感できる内容だ。歩行距離は約4キロ。
見どころの一つが「住吉高灯篭史料館」の特別見学。日本最古の灯台と伝わる住吉高灯篭を、専用ガイドの案内付きで見学できる。通常は限られた開館日にしか公開されていないが、今回は特別に対応する。ランチは「素麺と手毬 八雲」で、手毬寿司や季節の素麺、小さな甘味を盛り込んだ和ランチを楽しむ。

ツアーは午前10時から午後1時半ごろまで。現地集合・現地解散で、参加費は1人6000円。
企画した同協会の佐藤貴志さんは、ツアーの特徴について「単に観光地を訪れるだけでなく、現地の歴史や文化、人々の暮らしに触れながら、地域の魅力を深く体感していただける内容づくりを心がけている」と語る。移動中には現地の歴史・文化をまとめた資料を参加者に配布するほか、可能な限り専門ガイドが解説を担い、「何を見ているのか」「なぜ価値があるのか」を理解しながら楽しめる工夫を凝らしている。
同協会はもともと環境保全の啓発を使命に講演会やエコツアーを手がけてきた団体。近年は旅行業の登録も行い、旅行商品の企画・実施にも取り組んでいる。「まず楽しんでいただき、また参加したいと思っていただくことが、継続的な学びや環境保全への関心につながる」(佐藤さん)との考えが、ツアーの根底にある。
参加者にはシニア世代が多く、「一人ではなかなか行けない場所を訪ねたい」「同じ興味を持つ人と交流したい」という声が目立つという。初めての参加でも安心して楽しめるよう、スタッフが参加者一人一人に気を配りながら進行するとしている。
第2回以降は大阪城、東横堀川、桜ノ宮・天満橋、北浜・淀屋橋、新町・旧長堀川、道頓堀、中之島の各エリアを予定。詳細は公式サイト(https://kankyoujigyou.jp/tour/968/)で確認できる。
