NHK大河ドラマ『豊臣兄弟』の放送が始まり、豊臣政権期の歴史への関心が全国的に高まりを見せている。こうした流れの中、本紙11月29日号(キタ版)に掲載した特集記事「豊臣大坂城の真実」が、関西大学千里山キャンパス1号館に設置された復元「豊臣期大坂図屏風」陶板の横に掲出された。あわせて、大阪城天守閣をはじめ、大阪城 豊臣石垣館、ミライザ大阪(いずれも大阪城本丸内)、滋賀県の長浜城および竹生島 宝厳寺、和歌山城天守閣にも掲出されている。

本特集は、かつて豊臣秀吉が築いた大坂城の実像に迫った。現在の天守は近代の再建であり、石垣や堀の多くは徳川時代のもの。豊臣期の遺構は地上から姿を消している。だが現代になり、地下から「謎の石垣」が現れ、さらに遠くオーストリア・エッゲンベルク宮殿に伝わる『豊臣期大坂図屏風』の知らせをきっかけに、竹生島でも豊臣期の遺構が確認された。封じられてきた痕跡が、時代と国境を越えて甦りつつある様子を、現地取材で追った。

大河ドラマをきっかけに豊臣期への関心が高まる今、歴史ロマンを追って、「大阪城 豊臣石垣館」をはじめ、滋賀県の竹生島、さらにはエッゲンベルク宮殿のある世界遺産・グラーツ(オーストリア)に思いをはせ、豊臣大坂城の記憶に触れてみてはいかがだろうか。
