演歌、ムード歌謡の歌手として女性に絶大な人気を誇り今年デビュー25周年を迎える竹島宏(47)が、昨年に続き今年も3月22日に大阪・新歌舞伎座で単独コンサートを開く。

昨年は「夢の世界へお連れします」と題してさまざまな花の香りをテーマにヒーリングを醸し出す演出だったが、今年は「JEWELBOXトパーズ」の題名で、音と光を使った演出を計画。「昨年初めて新歌舞伎座を自分だけで使わせて頂き、他にないこの劇場の素晴らしさがよく分かった。奥行きのある舞台に、まるでヨーロッパのような3階まである客席。劇場にはその構造を熟知したスタッフがそろわれている。ここでしか出来ない構成を計画しています」と、ファンがうっとりしそうな甘い笑みは自信の証明だ。

「坂本冬美ファン」を公言する演歌好きで、自身も大学卒業後に演歌でプロデビューしたが、持ち味は演歌だけではない。現在〝演歌第7世代〟としてファンをひきつけている新浜レオンや辰巳ゆうと、真田ナオキがそうであるように、泥臭さやこぶしよりリズム感と圧倒的歌唱力を持ち味として独自の道を築いてきた先駆者。昭和の歌手に例えると野口五郎や布施明のような個性が際立つ。昨年から継続中の25周年全国ツアーは今夏まで続くが、その唯一感あふれるスペシャルな存在感に魅せられたファンが常に熱い視線で支えてくれる。

「25周年という意識より、後2年で50歳と考えてしまう。やはり歌手ですから当然NHK紅白は出たいし、それにふさわしい自分の代名詞の曲もほしい。まだ出会えていない夢を追い続けます」とさわやかだ。

最新曲「小夜啼鳥(さよなきどり)の片思い」を始め、近作は作詞が「安全地帯」に数多くの楽曲を提供した松井五郎、作曲は「純烈」のほとんどのヒット曲を書いている幸耕平がずっとタッグを組んでいる。「連作ではなく、そのたびに先生方とお話ししながら曲作りをして頂いています。松井先生は〝歌い続けると何かが見えてくるよ〟とおっしゃって下さる。ボクはよく食べて、よく寝てストレスためずに全力で歌の世界観を表現するだけ」とアーティストの顔になった。
(畑山 博史)
