医療法人医誠会は29日午前10時から、医誠会国際総合病院併設の「ISEIKAI lounge さくらテラス」(大阪市北区南扇町4−14)で「第2回オープンホスピタル」を開催する。
医療職に関心をもつ高校生・専門学校生・大学生を対象に、病院の内部を実際に見学し、さまざまな医療職の仕事を体験できる機会として実施する。多職種の連携や最前線の医療環境を身近に感じることで、学生が医療現場のリアルに触れ、理解を深める機会を提供している。
医療の現場を体感する学びの場
10月に実施した第1回目では、医療職を志す高校生や専門学校生、大学生など30人が参加し、病院見学や体験を通して医療の現場を肌で感じる一日となった。参加者の満足度は高く、多くが「医療職への意識がさらに強くなった」と回答した。
このような反響を受け、第2回目を開催する運びとなり、多職種が連携して働く現場を見学し、医療のやりがいや責任、チームで支える力を実感できる機会として内容を充実させた。同取り組みは、将来の進路を考える学生が医療という職業の本質に触れ、次代の医療人としての第一歩を踏み出すための学びの場として継続的に展開していく予定。
学生が見て・触れて・感じる医療の仕事
オープンホスピタルでは、同院の職員によるオリエンテーションのあと、院内のバックヤード見学や各職種の仕事紹介、体験型プログラムを実施。実際に使用されている医療機器を間近で見たり、スタッフの説明を受けながら操作を体験したりと、普段は立ち入ることのない医療の現場に直接触れることができる。


また、現場で活躍する職員との座談会も設けられ、学生が日頃の疑問を気軽に質問できる機会となっている。
参加者からは「職員の生の声を聞けて参考になった」「各職種の説明が丁寧で印象的だった」といった感想が寄せられ、医療現場における連携の重要性を感じ取る機会となったそうだ。このように、医療を「知る」「体験する」「語り合う」3つの要素を通じて、学生が医療の仕事に関心を深める構成となっている。
一次応募の締め切りは11月21日まで。応募状況に応じて二次募集を行う予定なので、興味のある人、特に医学部を目指す学生や医学部生はおすすめ。応募は同会、専用URLへ。
<プログラム概要>
10:00~ オリエンテーション(法人・病院紹介)
10:30~ 院内ツアー(バックヤード見学)
11:30~ 各職種体験
13:30~ 医療職の仕事紹介
14:30~ 先輩職員との座談会

