10月14日、少しずつ撤去作業が開始された万博会場を歩いていると、パビリオンの前に感謝の言葉を記したメッセージが書かれていた。
メッセージが置かれていたパビリオンとそのメッセージの内容や表現方法に特徴があり、振り返っていると取材時のそのパビリオンやスタッフの印象と、メッセージの内容や表現方法が一致するから不思議。
フィリピンは優しさを感じるコメント付き。暖かさが伝わってきて、取材時に対応してくれたスタッフの顔が浮かんだ。

シンガポールは短くまとめてサクッと締めていて、彼ららしい。

ウズベキスタンは、見るからにこんな感じのイメージだった。日本と共通する感覚も持ち合わせている文化なので、どこか懐かしい感じだ。

ブルーオーシャンドームはこのクジラの目が全てを象徴していたのと、デジタルでの表現はブレないパビリオンとしてしっくり来た。

カナダはカナダパビリオン政府代表のローリー・ピーターズさんの日本好きが反映されたのか、とても親近感を感じた。

カナダは例外的にピーターズさんの影響が大きいのかな、と思うが、それ以外の4カ国はアジアの国だった。
会場内を歩き回って一通りパビリオンの前を確認した結果、この5カ国だけがメッセージを出していたが、偶然なのかどうかアジア圏の国ばかりで、これも国民性なのだろうか。
見落としていたところもあるのかもしれないが、一つ一つのメッセージを見ると、また万博でのいろんなシーンが思い出させてくれる。