アートリフォーム(本社/吹田市)と枚方市内の学童保育(運営/明日葉)が協力し、SDGsをテーマにした木工ワークショップが8月5日、枚方市内の公立小学校図工室で開かれた。参加者は小学1〜6年生の約60人(午後の部33人)。子どもたちは、普段通っている小学校、いつもの学童仲間と一緒に安心できる環境で、のびのびと夏休みの制作に取り組んだ。

講師はアートリフォーム、広報担当の大久保舞さん。耐震性を高める工事や太陽光発電の導入など、リフォームとSDGsの関係を紹介し「家を長く使うことでゴミを減らし、地球を元気にできる」と語った。

作業では既製品のブロックではなく、リフォーム工事で出た様々な形の端材を使用。子どもたちは「これ何?」「壁に貼ると強くなるんだよ」と会話を交わしながら、一人1個ずつ個性豊かな〝オリジナルハウス〟を完成させた。「空に浮く家」を試みる子や、「しあわせハウス」「ポケモンハウス」などの発表も。

大久保さんは「このSDGsワークショップをきっかけに、資源の大切さやリフォームの楽しさ・可能性を、多くの子どもたちに感じてもらえたら」と話す。当日は大阪電気通信大学卒の新入社員、小堀桜さんもアシスタントとして参加。「大学時代のプロジェクトもそうだったが、子どもとのコラボイベントはエネルギーをもらえる」と笑顔を見せた。
