どんどん注目を増している中津エリア。古くからあるお店はさらに味わいを増し、新しいお店もどんどんできています。実は週刊大阪日日新聞の本社は中津。よく近所も散策するし、近くに住んでいるスタッフも 多いんです。今回は、弊紙記者がオススメする中津スポットを紹介します♪
銅賞に輝いた一杯、スカイビルのそばで
今年5月、世界最大の審査会 World Beer Cupの「Herb & Spice Beer」部門で銅賞を獲得したクラフトビールが、スカイビルのすぐそばで飲める。2021年にオープンした店内では、醸造タンクをガラス越しに眺めながら、受賞した「Lavender & Chamomile」をはじめ常時15種類の自家醸造ビールを堪能できる。ビール文化をより多くの人々に広めるため、醸造所の見学ツアーやテイスティング勉強会なども定期的に行っている。



CRAFT BEER BASE MOTHER TREE
大阪市北区大淀中1-13-13
tel.06-7503-9795
15:00~22:00(L.O.21:30、土日祝12:00~)
火曜定休
家庭の思いやりから生まれたやさしい薬膳
無理なく体に取り入れられる薬膳料理を提供する「縁日和」が、3月22日にオープンした。出汁をベースに、生薬(しょうやく)や麹(こうじ)を組み合わせた御膳は、体にやさしい仕上がり。店主は「妻の高血圧改善のために、納豆と酢の物を合わせてみたのがきっかけ。それが体にいい食事に興味を持つようになった」と語る。
旬の果物を発酵させて作る酵素ジュースは、りんごやみかんがベース。



縁日和
北区中津6-5-20 tel.06-6690-8988
11:30~20:00(L.O.19:00) 不定休
気まぐれな猫たちとそっと時間を分け合う場所
住宅街に佇む漫画猫カフェ。昭和レトロの店内では、1800冊を超える漫画と、保護された猫たちが出迎えてくれる。店主の豊田樹さんは、新型コロナ禍で猫との時間を通じた「幸福感」に気づき、開業を決意。開業から3年の取り組みは、もとは自宅での保護活動から始まった。
猫たちは気まぐれな性格で、こちらから触れようとするより、そっとしておく方が自然と寄ってくるという。「猫と戯れたい方は、午前中か夕方がおすすめ」と豊田さんは話す。



ねこのたつき
北区中津3-13-12
tel.080-2110-3614
11:00~19:00 ※12:00~13:00休憩
木曜休み+不定休
チャイと音楽が息づく関西カルチャーの原点
「中津といえばカンテ」と語られるほど、多くの人に親しまれてきた老舗カフェ。1972年の創業以来、関西でいち早くチャイを提供し、その存在を広めた。ウルフルズの結成に関わった場所としても知られる。オリジナルブレンドのチャイや、スパイスが香るバターチキンカレーは、異国情緒あふれる店の空気によくなじむ。看板スイーツのゴーダマショコラも人気。
地下鉄中津駅前ではベーカリーも展開している。


カンテグランデ中津本店
北区中津3-32-2 アルティスタ中津 地下
tel.06-6372-0801
11:00~17:00
とろける食感に込めた、丁寧なひと手間
ヴィンテージ雑貨が並ぶ店内で、静かなひとときを過ごせるカフェ「HOOD by Vargas」。看板メニューの自家製ティラミスは、とろとろとした食感が特徴だ。火の入れ加減や生クリームの泡立て具合によって、仕上がりの固さが決まる。「要となるのは経験と技術」と、店長の来田圭佑さんは語る。
ハンドドリップでいれたコーヒーは、すっきりとした味わい。平日は近くのオフィス街から足を運ぶ客も多く、テークアウトでの利用が目立つ。



HOOD by Vargas
北区中津1-14-6 tel.06-6375-0035
11:00~19:00(L.O.18:30) 不定休