梅田から歩き続けると知らないうちに辿り着いている、豊崎・中津・大淀エリア。隣接するうめきたエリアの盛り上がりを横目に、のんびりと個性的な香りを残しています。奥に進め進むほど、素敵な出会いが待っているこのエリアを探検してみました。
100年の歴史を背負いながら変わり続ける金蘭会
1905年に創立。大淀の伝統校として歴史を大事にしつつ、時代に合わせた変化を伴いながら「社会に貢献する自立した女性」の育成を掲げ教育を行っている。オープンスクールでは学生が主体となって企画運営し、司会進行やレクリエーションを実施。参加する保護者や中学生の前で自分の夢や金蘭会の良さを語る学生の姿は輝いていた。
学校の好きなところ、聞いてみた
「活気があって、分け隔てがない。女子高はどんどん共学化していますが、女子同士だからこそ気軽にできる会話や助け合いがあると思っていて、心地良く過ごしています。このエリアは交通の便が良くて、あらゆる地域から人が集まりやすいです。なので多様な価値観に触れられることも、この学校の良さ、地域の良さかなと思います」
金蘭会高等学校・中学校
北区大淀南3-3-7
tel.06-6453-0281
スポーツ教育の「バディ幼児園」が関西進出!
東京中心に展開するスポーツ特化型保育施設が大阪に初上陸!スポーツを通して身体能力にとどまらず人間関係や情操も育てる。広い体育館と屋外付きプールがある施設環境も特徴的。夏は富士山でキャンプ、冬はスキーと課外授業も本格的。芸能・スポーツ方面で活躍する卒園生も多いのだとか。
バディスポーツ幼児園センター大阪校
北区大淀中5-12-39
tel.06-4256-5607
屋上貸し切って何しよう~?
お出かけもいいけれど、近所で普段と違うことがしたい、という時にうってつけなのが、屋上レンタルスペース「ソラック」。約70坪の広さを誇り、都会にいながら大空を満喫することができる。YouTubeやプロモーションビデオの撮影などで使われることも!みんなで青空ヨガなんていいかも。1階には物販&キッチンカースペースもあるのでたまにのぞいてみて。
梅田スカイベース ソラック
北区豊崎2-10-22 ゼック梅田ノース
tel.0120-69-6660
メジャーより自分らしさを大事にする街
中津をよく知る人にインタビュー
中津を知るにはまずここへ、と紹介されたのは「関係案内所なかつもり」。「中津には新しくお店や会社を始める人や新しい住民が増えています。そういった人たちと地域の人と場所をつなぐためにココを開いています」とオーナーの山田摩利子さんは話す。
中津のあらゆる場所とつながりのある山田さんに中津の魅力を聞いた。「都会にある田舎、という点ですね。梅田から徒歩10分ほどの街で、すれ違いざまに『こんにちは~』って地域の人にあいさつしている光景が広がってます。あとは個性的でチャレンジングなところ。梅田は『メジャー』であるのに対して中津は『自分らしさ』を大事にしていて、それが点在しています。ここにしかない個店が多く、歩けば歩くほど新しい出会いがあって楽しい街ですね」と笑顔で語ってくれた。
関係案内所なかつもり
北区中津3-17-5 UPCYCLE中津荘103号室
ツウが辿り着くのは「奥中津」
2023年に入ってじわじわと盛り上がりを見せている「奥中津」エリア。コンセプトは「趣ある落ち着いた都会の路地裏奥座敷」で、和食や薫製、喫茶などテイストさまざまなこじんまりとした店が民家の間に点在している。
和洋中、何でも食べれまっせ!
種類豊富な創作料理とお酒が楽しめる居酒屋。まず最初に頼みたい「お任せ旬野菜5種盛」は、季節の国産野菜を使用し、素材の味を生かしたシンプルな味付けに。2時間煮込んだとろとろのロールキャベツは「売り切れ御免」と掲げるほどの人気ぶり。ケータリングや貸切ランチも。
料理舎ドラキチ
北区中津3-28-7
tel.06-7173-7567
田舎に帰ったような〝安心感〟
〝田舎のじいちゃんのもてなし〟をコンセプトにした定員6人のカウンターのみのお店。普通の民家を外観そのままに中身をまるっと改装した店構えは、実家に帰るような安心感。旬の魚介や野菜を囲炉裏(いろり)やお鍋で楽しめる。閉店が早めなので要予約。
恕楽(じょらく)
北区中津3-12-9 tel.06-7410-8315
ひと汗かいた後に寄りたい
板張りの倉庫の場所をそのままカフェに。店主がマラソンをしていたこともあり、ランニングステーションとしてロッカーとシャワールームを併設。今のイチオシは、甘さ控えめの「奥中津ごまプリン」。白ごまがプリンのなめらか食感にうまく馴染んだ独特のおいしさ。
42195COFFEE
北区中津3-12-15 tel.070-8422-6110
新梅田シティはヒーリングスポット♪
展望台だけでなく、映画館やオフィスビル、地下にはレトロな食事処「滝見小路」が広がっていたりと、いろんな顔を持つ「新梅田シティ」。その中でも、都会の喧騒(けんそう)から少し距離を置いて安らげるスポットを2つピックアップ。
未発掘の穴場カフェは美術館にあり
文化勲章受章歴を持つ画家・絹谷幸二氏の色彩豊かなアフレスコ絵画をあらゆる角度で楽しめる同館。絵画鑑賞後に絶対寄ってほしいのが美術館併設の「天空カフェ」。ガラス張りの店内には27階からの絶景が広がり、まさに天空にいるよう。梅田の開発の様子や淀川以北の景色を望みながら一杯いかが?
絹谷幸二 天空美術館
北区大淀中1-1-30
梅田スカイビル タワーウエスト 27階
tel.06-6440-3760
梅田に森!?
「新梅田シティ」は、「自然との共存」をテーマに開発された背景があり、実は都心であることを忘れるくらいの本格的な自然空間が広がっている。エリア内には8000㎡の広さを誇る「里山エリア」と、大滝や渓流、渓谷がある「中自然の森」の2つの自然エリア。無料で出入りできるため、散歩やリフレッシュに最適。
里山内には、「ハート」の形をした石畳が隠れているよ。見つけてみてね!