
全国から47組が出場 品川インターシティホールで開催
独自の発想とプログラムで制作したアプリなどを発表する「2024年度全国選抜小学生プログラミング大会」が2日、品川インターシティホール(東京)で開かれた。将棋棋士の藤井聡太さんからは「小学生の皆さんとの共通点は大好きなことに没頭すること。悔いのないように思い切り発表してください。応援しています」との動画メッセージが寄せられた。
大阪代表の津村優成さん(大阪市立長居小学校5年)は「宿題アシスト」で出場し、「みんなのみらい賞」を受賞した。グランプリに選ばれたのは栃木県の大塚陽葵さん(那須塩原市立黒磯小3年)の「未来を描く手」、準グランプリには静岡県の高橋駒子さん(浜松市立船越小6年)の「作文おたすけアプリ」が選ばれた。
津村さんの「宿題アシスト」は、宿題が終わらないという自身の困りごとをもとに宿題の計画と管理をアシストしてくれるアプリだ。実際に自身の冬休みを使ってアプリを実践。毎日の宿題の目標枚数を設定し進み具合から背景の色が変化する。例えば、大晦日と元旦に宿題を忘れると背景が黄色に、さらにさぼると背景が赤色に変化するというもの。津村さんは「大阪府大会よりも人が多くて緊張したが、プレゼンの練習をお父さんとやった甲斐があった」と振り返っていた。

グランプリの大塚さん(那須塩原市立黒磯小3年)=栃木県代表は、「粘土遊び」のように画面上の物体の形を手の動きや音声などで変えられるプログラムを発表、「家族が褒めてくれたのが、自信につながった」と話していた。
大会は共同通信社と加盟する新聞社でつくる全国新聞社事業協議会が主催。テーマは「みんなのみらい」で全国から1284組の応募があり、地方大会を勝ち抜いた47組が出場した。
