教職課程を履修する大学生に教員の仕事の魅力を伝えるため、大阪国際大学守口キャンパスで、守口市教委の平山いづみ指導主事が11月7日、特別講義を行った。
全国的に教員不足が課題となっている現状を踏まえ、平山指導主事は教員のやりがいや魅力と同市のさまざまな取り組みについて説明。働き方改革の一環として、これまで夏季休業中に5日間としていた学校閉庁日を14日に延長し、教職員の心身のリフレッシュおよび休暇取得のさらなる促進を図ることとした。
また、部活動は原則平日1時間で休日はなしとしたことや、勤務時間外の電話は音声メッセージで対応、デジタルシステムを導入し通知表作成や採点・成績処理などの業務を大幅に削減するなど、同市での働きやすさをアピールした。
この日は人間科学部・中村浩子教授の「教職実践演習」を受講する教員志望の学生約50人が参加。
参加した岩崎心建さんは「教師になるか迷っていたが、講義を聞いてやりがいを感じた」とコメント。また、大見謝桃花さんは「教師になりたいと思っていたが、実は不安だった。待遇面や働き方改革の実例を聞いて、少し安心した」、金森優奈さんは「なりたい気持ちを後押しされた」と答えてくれた。
最後に「若いみなさんの力でこれからの〝学校〟を変えてみませんか?」と平山指導主事は笑顔で呼びかけた。