マンツーマンで未就学児の〝発達〟を支援 児童発達支援事業所「ステラ幼児教室」の2校目が南森町にオープン

3~5歳の利用者負担は0円(無償化)

 自閉症スペクトラム、学習障害、ADHDなどの発達障害や発達の遅れが気になる未就学児を対象に、個別の発達支援・療育を行う児童福祉法に基づく児童発達支援事業所「ステラ幼児教室 南森町校」がこのほど、オープンした。同教室は名古屋で7カ所の児童発達支援事業所を運営しており、大阪では2校目となる。

 同教室では、人間の行動の「法則」を明らかにし、社会の中での困った行動を解決する学問・ABA(応用行動分析学)を取り入れるなど、科学的方法論を用いた療育を行っている。さらに、子どもの発達段階や特性に合わせた「完全オーダーメードのカリキュラム」を作成し、マンツーマン(1コマ50分)で授業を展開していることも大きな特徴だ。

 同教室に通うS君(4歳)は、切り替えが苦手で、気に入らないことがあると物を投げる癖があり、保育園でも度々トラブルになっていた。同教室でブロック遊びや製作活動、絵本や文章プリントからの状況把握などの療育を行うと、物を投げることはなくなり、複数人と一緒に遊べるようになった。

 また、発語の遅れから「バイバイ」しか言えなかったK君(2歳6カ月)には、絵カードなどを用いて知っている言葉を増やし、声に出すプログラムを継続したことで、K君が好きな乗り物の名前や「ママ」「パパ」などの言葉が出るようになった。

 同教室の古賀浩嗣代表は「子どもの特性を理解し、早期から適切な療育を行うことで発達をサポートしています。〝ウチの子、少し発達に遅れがあるかも〟とお悩みの保護者様はお気軽にご相談ください。まだ受給者証が交付されていない方でも大歓迎です」と話している。

ステラ幼児教室 南森町校/大阪市北区天神橋3―7―7 玉屋ビル4階/電話06(6585)0815/10:00~18:00/日曜休/対象:0~6歳(未就学児)