大丸心斎橋店が初の大規模リニューアル 全貌を公開

2025年2月までに全66店舗がオープン!

 この秋、本館建て替え5周年を迎える大丸心斎橋店(大阪市中央区心斎橋筋1)は、初の大規模リニューアルを実施する。2025年2月までに計66店舗(新規33店舗、移転・リニューアル33店舗)が順次オープン予定だ。

 関西最大級となるラグジュアリーブランド「JIL SANDER」(ジルサンダー)や、関西初出店の「AMIRI」(アイミ)のほか、ブエノスアイレス発のフレグランスブランド「FUEGUIA 1833」が新たに登場。6階時計売場の面積を65㌫拡大するなど、時流を捉えたラグジュアリーカテゴリーを強化。日本の伝統工芸やポップカルチャーなどグローバルに評価されるコンテンツを拡充するという。

 また、「日本橋西川」は最新のデジタル機器を備えた体験型ショールームへ、ワコールの各ブランドを扱う初のコンバイン型店舗「WACOAL The Store」としてリニューアルする。従来の百貨店にはない独自性の高い売場を目指す。このほか、人気ブランドの旗艦店や新業態も多数登場。

 大丸松坂屋百貨店執行役員で同店長の小室孝裕氏は「最大の試練であった新型コロナウイルスの影響も日増しに緩和、直近の業績はコロナ禍前の2019年を大きく上回っており、2026年に迎える大阪出店300周年を前に確かな手ごたえを実感しております。今回の改装でも、『世界と未来に向けて進化する百貨店へ』をテーマに掲げ、魅力あるコンテンツを強化・集積してまいります。美しいヴォーリズ建築の店内で、ラグジュアリーで楽しいひと時をお過ごしいただけるものと確信しております」とコメントしている。

新しい大丸心斎橋店に期待したい。