夏休みを控え、鳥取県の観光をPRする催し「鳥取の夏!さきどりフェスin 大阪」(鳥取県、週刊大阪日日新聞社主催、新日本海新聞社大阪支社特別後援)が6月15日、門真市の複合商業施設「ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真」で開かれた。館内では旬を迎えた鳥取県の甘~いスイカが無料でふるまわれたほか、県の特産物を用いた「下駄(げた)積み」や「スイカ割り」など参加型の催しもあり、家族連れらで終日にぎわった。
スイカに、「ゲゲゲ」下駄
〝涼〟をモチーフに、イベント目白押し
本タイアップイベントは今年で8回目。今年は各団体が「涼」をテーマに、鳥取の夏の魅力を紹介した。
午前10時5分からのオープニングには、同県の平井伸治知事が、二十世紀梨モチーフの同県マスコットキャラクター「トリピー」と舞台に登場。糖度12・9度と過去最高の甘さを誇る今年のスイカについて、「今年のスイカは〝イカす〟」と、持ち前のダジャレをまじえて紹介した。
万博出展もアピール
また、同県が来年の「大阪・関西万博」に出展を控えていることにちなみ、万博PRマスコットキャラクターの「ミャクミャク」も登場。万博公式ソング「この地球(ほし)の続きを」に合わせた「さくら幼稚園」(門真市)の園児によるダンス披露もあり、一丸となって会場を盛り上げた。
他に、県内のグルメやアクティビティが体験できるコーナーも並び、県内各地の自治体や団体の担当者らが県の魅力をアピール。毎年恒例のスイカの試食会には、今年も長い行列ができ、合計で1100食以上がふるまわれた。
新形態のフィンで泳ぐ「マンタフライヤー」は、日本では鳥取県が初実施。水中を羽ばたきながら移動する感覚を、フィンの装着体験で紹介した。
奈良県からスイカを買いに来たという親子連れは、「試食したスイカがとても甘かった。子どもは砂絵作りが新鮮で楽しかったそう。良い企画だった。目当てのスイカが売り切れてしまったので、今度鳥取に遊びに行って買いたい」と笑顔を見せた。