「グラングリーン大阪」先行まちびらきまであと100日「〝Osaka MIDORI LIFE〟の創造」本格始動

「グラングリーン大阪」先行まちびらき100日前記念イベントの様子

吉村知事や横山大阪市長らが出席し、近隣の幼稚園児ら25人と記念植樹

 三菱地所を代表企業とするグラングリーン大阪開発事業者9社は5月29日、JR大阪駅北側の再開発区域「うめきた2期(グラングリーン大阪)」の先行まちびらきまで100日前を迎え、計画コンセプト「〝Osaka MIDO LIFE〟の創造」を本格始動させた。

 同プロジェクトは、西日本最大のターミナル駅「JR大阪駅」前に、面積約4万5000平方メートルの都市公園「うめきた公園」、オフィス、ホテル、商業施設、中核機能施設、分譲住宅などを整備するプロジェクト。

 まちでの出会いが、様々な価値を創造し、持続的にみんなと社会全体を良くしていくことを目指し、計画コンセプトに「〝Osaka MIDORI LIFE〟の創造」を据え、5つのアプローチでまちづくりを推進していく。①「LANDSCAPE FIRST:公園の中にまちをつくる」、②「PUBLIC FOCUS:みんなで育てていく、パブリック性の高いまち」、③「DIVERSITY & OPPORTUNITIES:多様な活動が滲みだす、みんなが一歩踏み出すことが出来るまち」、④「NET POSITIVE:サステナブル&ウェルビーイングなまち」、⑤「GLOBAL APPEAL:世界から人々を受け入れ、世界に魅力を発信できるまち」―。
 当日は吉村洋文大阪府知事や横山英幸大阪市長らが出席。記念イベントに参加し、近隣の幼稚園児ら25人と公園内で記念植樹を行った。

クボタ、ロート製薬など入居・参画が決定

 今後は同プロジェクトの検討深化・加速に伴い、クボタの本社移転や、本田技研工業(Honda)のソフトウェア開発拠点など、多くの企業の入居が決定。また、まちの持続的な運営を自社のSDGsの取り組みや事業開発と連動させ企業価値の向上を目指すロート製薬やサントリーグループ、パナソニックグループ、西尾レントオールなどの企業がパートナーとして参画する。

 JV9社は「今後も、まち全体で近隣の方やクリエイター、企業、大学、スタートアップなど様々なプレイヤーに関わっていただける仕組みづくりを通じ、中長期でまちを訪れる方々とともに公園を育てていくこと、新たな商品やサービスを生み出していくこと、そしてその成長を通じてまちの価値を高めていくことを目指していきたい」としてる。