ミックスジュース発祥の店 「千成屋珈琲 本店」(浪速区恵美須東)が昭和の懐かしさはそのままに、キッチンフロアーを増床しリニューアルオープンした。本店は1948年、大阪新世界の「ジャンジャン横丁」に初代店主・恒川一郎が前身となる果物店を創業。店主の発案で完熟果物を独自の配合でミキサーにかけ店頭で提供したのがミックスジュースの始まりという。食に厳しい地元客らの間で「おいしい!」と評判になった。60年に喫茶店へと業態を変え「冷コー(アイスコーヒー)」とともに店の2大看板メニューとなり、今でも「ミックスジュース発祥の店」として親しまれている。