京都市京セラ美術館(京都市左京区)で6月29日まで開催中の、「金曜ロードショーとジブリ展」が好評だ。日本テレビ系の映画番組「金曜ロードショー」の歩みをたどりながら、スタジオジブリ作品の魅力を紹介している。
「金曜ロードショー」は、200回以上に渡ってスタジオジブリ作品を放送。番組の放送が始まった1985年は、スタジオジブリが〝スタジオ開き〟をした年でもあり、日本テレビが特別番組「風の谷のナウシカ」を初放送した年だ。
「風の谷のナウシカ」~「アーヤと魔女」の絵コンテ展示
本展はスタジオジブリ作品の公開年で金曜ロードショーで初公開された1985年からスタート。「風の谷のナウシカ」から「アーヤと魔女」まで、同スタジオのほぼ全作品の絵コンテ(一部)を展示している。映画になる前の場面構成やセリフ、演出など、作品が生まれる過程を間近に観覧できる。このほか、作品ごとに公開年がどんな時代だったかを振り返りながら、映画の魅力に迫っている。
人気作品のオブジェと記念撮影
「ジブリ映画ポスタースタジオ」は、まるでジブリパーク(愛知県長久手市・22年11月オープン)を切り取ったような立体的なジブリ作品のオブジェが撮影できる。映画の主人公のように名シーンを題材に撮影できる映えスポット。対象作品は、「魔女の宅急便」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「猫の恩返し」「崖の上のポニョ」で、ジブリの歴史を振り返りながら大人も子どもも楽しめる。
また、「ジブリパーク 魔女の谷」開園記念として特設された「魔女の谷ショップ」で特別販売も行われている。
■京都市京セラ美術館/京都市左京区岡崎円勝寺町124