進化し続ける「電動アシスト子ども乗せ自転車」をリポート 大阪老舗自転車メーカー・パナソニックサイクルテック

もはや子育ての必須アイテム

 平地が多い大阪市内は自転車が使いやすい交通手段。そんな中で子育てに人気なのが「子ども乗せ自転車」だ。大阪の老舗自転車メーカー・パナソニックサイクルテックは、「電動アシスト子ども乗せ自転車」に注力するしている。今回、同社広報の小野寺さん、稲谷さんに自転車の進化と選び方を取材した。

 子ども乗せ自転車は、時代の要請に応じる形で誕生した自転車。正式な名称は「幼児2人同乗用自転車」で、2009年の道路交通規則の一部改正時に定められた。幼児2人を乗せるために安全性を高めた自転車で、一般社団法人自転車協会の認定(BAA)を受けたもの、16歳以上の運転者1人と6歳未満の幼児2人まで乗車可となっている。

  小野寺さんは「一般自転車の定員は1人なのに対して、子どもを乗せることはあくまでも「例外」、幼児2人同乗用自転車は、お子さまを乗せたときに安全に走行できるよう、車体の強度やブレーキ、ハンドルの操作性、走行時、駐輪時の安定性などを細かくチェックして作られています。安全性の高い幼児2人同乗用自転車は、お子さまが2人のときはもちろん、お子さまが1人の場合にも最適です」と説明する。

子ども乗せ自転車には電動アシスト自転車がおすすめ

 「子どもを自転車に乗せると、子どもの重さや動きで走行中にバランスを崩しやすい。子どもを2人乗せると自転車の総重量は100キロ近くになることもあり、ママが自転車を扱うのはとても大変です。電動アシスト自転車は漕ぎ出しや上り坂をしっかりアシストしてくれるので、力のないママでも安定して走行することができます。また、電動アシスト自転車は長距離を走っても疲れにくいので、ママの行動範囲もぐっと広がります」と稲谷さん。

 現在、子ども乗せ電動アシスト自転車のアシスト走行距離はオートマチックモードで約60キロメートルと大阪市内から京都まで行けてしまう距離だ。

電動アシスト自転車をおすすめするのはこんなケース

▼子どもを2人乗せる(もしくは2人乗せる可能性がある)
▼通園・生活圏の道路に上り坂が多い
▼通園などの距離が5キロ以上あり、一般自転車だと20分以上かかる
▼自転車で買い物に行くことが多い
▼通園や子どもの習い事など自転車を使う頻度が高い
▼ママが小柄で、力に自信がない
などがあげられる。

選ぶときに見るべき重要なポイントとは?

 高額で何年も使うものだから選ぶのには慎重さが求められる、選択ポイントを稲谷さんに聞いてみた。

1. 用途に合わせてバッテリーの容量を選ぶ

 自転車を毎日の通園に使う、子どもを乗せて買い物に行くことが多いなど、自転車を使う頻度が多い場合は、バッテリー容量の大きいものが断然おすすめです。バッテリーの容量が大きいと、1回の充電で走れる距離も長くなります。大容量バッテリーなら長距離を乗るとき『もし途中で電池が切れたら』という不安が減りますね。

2. タイヤの大きさをチェック

 子ども用乗せ電動アシスト自転車には、タイヤが小さめのもの(20型/22型)と大きめのもの(24型/26型)が販売されています。小さめのタイヤは車高が低いので、「ママが乗り降りしやすい」「子どもの乗せ降ろしがしやすい」「小回りが利きやすい」といった特徴があります。一方、大きめのタイヤは、長距離を走る場合や、体の大きいママに適していると言われています」とのこと。大阪市内の街中は小回りのできる小さいタイヤの子ども乗せ自転車が人気です。

3. 駐車時にハンドルロックがかかるものがおすすめ

 自転車を停めてお子さまの乗せ降ろしをするとき、お子さまが動くと自転車が転倒する恐れがあります。子ども乗せ自転車の場合、駐輪時にハンドルを固定する機能(ハンドルロック)がついていると、駐輪時に車体が安定するので安心です

 子ども乗せ自転車で懸念されるのが、駐車時、子どもの乗り降り時の転倒だ。駐車時に転倒しない自転車が求められる。

〝推し〟の子ども乗せ自転車は?

「ギュット・クルームR・DX」簡単な乗せ降ろしと快適操作を実現した後ろ乗せコンビコラボモデル

 ベビーカーやチャイルドシートメーカーのコンビとのコラボモデル「子ども乗せ自転車ギュットシリーズ」が好評だ。子どもの体のホールド感や乗り心地など、ベビー用品大手ならではのノウハウが詰め込まている。前乗せタイプと後ろ乗せタイプの2種類がある。どちらも子どもが増えても2人まで同乗させることが可能。

 子育て世代に、手放せないアイテムとなる子ども乗せ自転車。高額商品で多年に渡って使用する生活必需品だ。使用条件をチェックしてみては。