セカンドライフを謳歌する入居者にインタビュー 愛犬・愛猫といつまでも一緒

愛犬、愛猫と暮らす田村さん(写真左)。部屋にはキャットタワーが設置されている

 ペットと共に暮らすことができる住宅型有料老人ホームとして話題の「ペピイ・ハッピープレイスTAMATSUKURI」。入居者がどのような毎日を過ごしているのか、気になるところではないだろうか。一昨年4月に入居した田村節子さん(84)に話を聞いた。                    

自宅と変わらない環境

 「今までの自宅と変わらず、ペットと暮らすことができるのが何よりの喜びです」と目を細める田村さん。活発な黒柴の伍郎丸くん、おとなしいアメリカンショートヘアのそらくんと充実した日々を過ごしている。

 「将来のことを考えて、施設探しを始めたものの、どこもペットは不可。そして都心から離れた不便な場所が多かった。それがどちらも叶うなんて夢のようでした」と振り返る。

 長年、家族のために家事を担ってきた田村さんだが、同ホームへの入居を機に断捨離を行い、「包丁も捨ててきた」という。同ホームでは栄養バランスに配慮したメニューを併設のキッチンで調理し、昼と夜に提供している。「薄味で健康的、量もちょうどいい。何より家事の負担がなくなったことが一番うれしい。犬と猫のことだけを考えています」と田村さんは微笑む。

人もペットも健康に

 84歳とは思えないほど顔色がよく、若く見える田村さん。健康の秘訣(ひけつ)は伍郎丸くんの毎日の散歩だ。「歩くのもゆっくりになりましたが、伍郎丸が引っ張ってくれる(笑)。おかげさまでここ何年も風邪を引いていないんですよ」と健康そのもの。

 同ホームにはケアマネジャーが常駐し、入居者の健康や介護に関する相談に応じてくれる。提携医が週1回の訪問診療を行い、健康状態を常に把握してくれるのも心強い。

 ペットに対しても万全の体制が整っている。月額3万3000円の「ペットオールサービス」に加入することで、ペットフードやシーツなどの消耗品の提供のほか、契約獣医師による定期健康診断や往診対応、ワクチン予防接種、動物看護師による健康管理サービスなどが受けられる。

 「そらが百合の花を食べてしまったことがあって。動物看護師さんが異変に気付き、すぐに獣医師の先生に診てもらえたことで事なきを得ました。私だけでなく、ペットも見守られていることを実感しましたね」と話す田村さん。

 今年は、コロナ禍で我慢していた2泊3日の温泉旅行に友人と出かける予定だという。「ペットたちはお留守番になりますが、安心して出かけられます。私もこの子たちと一緒にあと10年は頑張りますよ」とにっこり。

田村さんが入居する部屋には、広々としたテラスが併設されている
入居しているペット専用のクリニックがホーム内に併設されている
露天風呂付き大浴場

■ペピイ・ハッピープレイスTAMATSUKURI/大阪市東成区中道3−8−21/電話(0120)011179/9:00~17:00(土日祝も受付)
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