通天閣の屋外広告看板がリニューアルされ、約1年ぶりに点灯を再開。環境にやさしいLEDライト華やかに輝いた。南面のサイネージビジョンを使って日本語・英語・中国語(簡体字)の 3カ国語でさまざまなメッセージを表示し、新たな通天閣を発信していく。
9月22日の「通天閣 日立看板 点灯式」では主催者の日立製作所の小島啓二社長兼CEOをはじめ、吉村洋文知事らも登壇。吉村知事は「2025年の万博でも、通天閣から大阪に元気を届けてほしい」と話し、大阪万博に向けて大阪の街全体の発展への期待を語った。
点灯式に先立ち、大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」や、通天閣代表「ビリケンちゃん」が 〝光のメッセンジャー〟として登場。通天閣観光の西上雅章会長の合図で、光を繋ぐトーチリレーがスタート。新世界の2つの通りを、大阪府広報担当副知事「もずやん」や新世界代表「くしたん」のほか、通天閣で活躍する地元の人たちが登場し、点灯式会場まで光のトーチを届けた。
小島社長や吉村知事ら6人の登壇者が光のトーチを点灯台にかざすと、音楽と共にライティングショーがスタート。光の芽が伸びて開花するような演出や、通天閣の過去から現在のイメージが光でダイナミックに表現された。
小島社長は「新型コロナの時期も含め、大阪のシンボルとして地域のために輝いてきた通天閣。屋外広告看板が多言語対応が可能になった。海外の人も多く訪れる通天閣で、さまざまなメッセージを発信していきたい。大阪・関西万博もあり、どんどん盛り上がっていく大阪をサポートしていきたい」と語った。
吉村知事は「僕は〝大阪は通天閣と共にある〟という気持ちでこの場に立っている。これから万博を機に多くの人が大阪を訪れる。大阪に元気を届けていくためにも、通天閣から灯りを発信し続けてもらえたらうれしい」と思いを語った。