大﨑洋氏が呼びかけ 万博、事業化支援チーム発足

事業化支援プロジェクトチームの発足会見を行った(左から)脇雅昭氏、大﨑座長、中村学長、山中哲男氏

「大阪・関西万博2025」で新たに立ち上げる『事業化支援プロジェクトチーム』の発足会見が8月17日、大阪で行われた。

 発起人は吉本興業HD前会長の大﨑洋「大阪・関西万博2025」催事検討会議共同座長(70)で、メンバーはチームリーダーの前・吉本興業HD社外取締役で座長ブレーンの中村伊知哉iU大学学長(62)ら3人。

 万博開幕まで約1年半。著名な内外アーティストは2、3年先まで既に公演予定が決まっており、しかも催事での別料金は入場者から取れないきまりで、万博協会は現在までこれらに予算措置すらしていない。この日の会見場は大﨑座長の自腹、メンバーは無報酬という〝ないないづくし〟の中で〝万博会場内で連日イベントを行う〟ミッションのために、「どういう方法なら可能か?」を考えるのが、このチームに課せられた重い役割。

 大﨑座長は「お金も無い中で急に新しい物が出来なければ、世界中の地域でずっとやっているお祭りを会場でやってもらうのはどうか?」と提案。「まだ何も決まっていない」と前置きし、「日本の若者や子どもが夢を持てるような参加型万博を目指す」と締めくくった。