日本におもてなし文化を広めた、故・林田正光氏の熱い思いを受け継ぎ毎月、大阪市北区の中之島LOVE CENTRALで異業種交流会を開催している「社交サロン ザ・クラブジャパン関西」(原田義忠会長)は10月21日、創立25周年を記念して「感謝の『縁』」を開催した。
発起人代表で、生前の林田氏と友好を深めていたスーパーホテルの山本梁介会長は、クラブジャパン関西の25周年を祝福した後、「スーパーホテルの創業時から林田さんには貴重なアドバイスをいただき、スーパーホテルの土台を築くことができた。その林田さんの精神をクラブジャパン関西の皆さんが後世に語り継いでおられることに感謝したい」とあいさつした。

クラブジャパン関西は25年前、林田氏が中心となって設立。CS(顧客満足度)とホスピタリティ(心からのおもてなし)の大切さを広めるための社交サロンとしてスタートした。当時、林田氏はリッツカールトン大阪での体験を基にした著作が15万部を超すべストセラーとなり、全国各地での講演回数は年間300回を超すなど、超ハードスケジュールだった。
そうした多忙な日々の林田氏を支えたのが原田現会長で、毎月開催の会合準備、集客に奔走。林田氏は開会のあいさつで「大阪にいなくても講演活動に専念できるのはボンド(原田会長のニックネーム、接着剤のボンドのように人と人の縁をつなぐ名人)のおかげ」と再三感謝していた。
山本会長も林田氏とは太い絆で結ばれ、CSについて語り続ける林田氏の思いを吸収。リッツカールトンのクレドを参考に日々の心得を記した携帯用冊子「フェイス」を導入し、全国のホテル部門CSランキングで1位に輝くなど、林田さんの精神をホテル経営に生かしている。
100人を超す参加者から祝福メッセージが相次ぐ中、原田会長は、「毎月の例会では林田さんのメッセージを伝える時間を設けており、貴重な学習の場になっている。日本で〝おもてなし〟という言葉があまり聞かれなかった時代から、林田さんは、おもてなしの大切さを強調。日本の良さを再認識する、おもてなし文化を広めたパイオニアといえる。25周年から未来へとクラブジャパン関西を継続、発展していくことが林田さんへの恩返し」と力強く語った。
