守口市の伝統芸能を受け継ぐ「第37回寺方提灯踊り大会」が9月26日、京阪守口市駅前のカナディアンスクエアで開催された。近年の酷暑を考慮し、例年の7月から、暑さが和らぐ9月のシルバーウイーク時期に変更しての開催となった。
寺方提灯踊りは、旧南寺方地域に江戸時代から伝わる郷土芸能。2000年に市指定無形民俗文化財の第1号に指定され、保存会を中心に継承されている。
当日は午前10時からキッチンカーなどが並び、午後6時からの式典では、保存会の東野達興会長が「37年間、先人たちが築いてきた大会。雨を吹っ飛ばす勢いで皆様と踊りを楽しみたい」と挨拶した。瀬野憲一市長は昨年の大阪・関西万博での披露に触れ、「魅力を世界に発信できた」と回顧。11月に市制施行80周年を迎える同市で「歴史を今後もしっかり引き継ぎたい」と語った。
踊りには「手踊り」と、提灯を手に舞う「提灯踊り」がある。あいにくの雨で提灯が傷むおそれがあるため、提灯を持った踊りは舞台上のみとする構成に変更されたが、太鼓や力強い河内音頭が響く中、多くの来場者が伝統の舞を楽しみ、温かい拍手を送った。(井上康裕)

