厚生労働省が発表したデータによると、2019年における日本の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳とされている。一方で、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を表す健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳であり、約8年~12年の差が開いていることが分かった。健康な状態で生涯を過ごすことは日本の大きな課題である。
エニタイムフィットネスは初心者から上級者まで使えるマシンを取りそろえ、老若男女問わず会員がいる。特に大和田店は会員全体の約10%が60代以上で、高齢者の在籍割合が平均3%の系列店の中でも群を抜いている。その理由を知るべく同店を取材した。
健康だけでなく生きがいにも
高齢者が同店に通う理由で一番多いのは、「健康維持」のためだという。コロナで家にいる時間が長く運動不足が気になり入会。足腰を鍛えて将来も自分の足でしっかり歩けるように、個々のペースで運動している。
また、同エリアマネジャーの寺井さんは「ここが地域のコミュニティの場になってますね。3~4人でお話しされてるのをよく見かけます」とも語る。ジムをきっかけに話すようになった〝ジム友〟ができて、日々の生活に新たな楽しみが生まれている。
事前に体験できる
同店は「7DAYS TRIAL」と題して一週間無料体験も行っている。24時間いつでも来ることができてマシンを使って運動できるものだ。事前にマシンの種類や館内の雰囲気を見ることができるため、入会を迷っている人にはぴったりという。大和田店の月会費は8140円(税込み)となっている。入会すると日々のトレーニングを記録するトレーニングノートのほか、うれしい特典グッズがも進呈される。
取材を通して、無人のジムが増えているなか「有人のジムにこそ通いたい」と思わせる魅力がエニタイムフィットネスにあると強く実感した。困っている人がいたら「差し支えなければ」の一言と共に声をかけるなど、細やかな配慮は決して忘れない。今夏は地域に根付いたジムに通ってみては。
【取材協力】エニタイムフィットネス大和田店/門真市野里町9-14/電話072(842)2225