大阪・旭区の千林大宮商店街近くの「しおかわ鍼灸接骨治療院」院長の塩川徹です。今回は「目のくぼみ」の話です。顔が老けて見えてしまう原因のトップ3が、▼ほうれい線、▼頬のタルミ、▼目のくぼみです。「頬のたるみ」は第一回コラムで触れました。「原因は運動量の低下などで内臓が下がる。頭部の骨は背中、あごの骨は内臓由来」でしたね。詳しくは当院のホームページ、動画をご覧ください。今回は『目のくぼみ』の意外な原因について紹介していきます。
みなさん、おばあちゃんのお顔を思い出してみて欲しいのですが、年をとってくると、目のくぼみが大きくなってきますよね?そして、「目のくぼみ」が大きくなってくると、それだけでずいぶんと老けて見えてしまいます。
ではなぜ、年齢と共に、「目のくぼみ」が大きくなってくるのか? それは、骨が痩せてくるからなんです! 医学的には「骨萎縮(こついしゅく)」といいます。顔の骨の絵や画像、一度は見たことがあると思うのですが、私たちの顔の骨の目の部分には眼球が入る大きな「穴」が開いています(医学的には『眼窩(がんか)』といいます)。歳を重ねるごとに骨のカルシウム量が減少してくると骨が痩せてきて、この眼球を入れる穴が少しずつ大きくなってゆくのです。これが目のくぼみが大きくなる主な原因です。
骨が痩せてきて、骨の穴が大きくなるのが原因なので、顔に何かをしたところで目のくぼみの進行を抑える事はできません。では、どうすればいいのでしょうか? カルシウムやビタミンDを意識的に摂取したり、適度に日光を浴びたり・運動したり、『骨が弱らない体づくり』を心掛けるのが一番なのです。
東洋医学の考えに『【美】は【健康】の上に成り立つ』というものがあります。世の中にはいろいろな美容法がありますが、「健康でいる事」、これこそが若々しさを保つ一番の秘訣なのです。
■しおかわ鍼灸接骨治療院 電話06(6955)3731
【プロフィル】塩川徹さん
しおかわ鍼灸接骨治療院院長。明治東洋医学院専門学校鍼灸科・柔道整復科卒業。大阪鶴橋の鍼灸整骨院・三国の有名整形外科で経験を積み、2003年、生まれ育った旭区千林大宮に鍼灸整骨院を開院。ラジオ関西の番組に3年間レギュラー出演歴あり。休診日は陸上大会や空手の大会での救護活動などスポーツの現場での活動にも力を入れている。