
「この秋、どの展覧会に行く?」そんな声に応える関西アート特集。ゴッホ、ビュフェに出合える展覧会から、手塚治虫の「ブラック・ジャック」やハローキティの世界、漫画「チ。」の舞台展示まで、ジャンルも世代も超えて楽しめる7スポットを集めました。
阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス
神戸市立博物館

オランダを代表する画家の一人であるファン・ゴッホの作品約60点に加え、モネやルノワールなど印象派の名品も展示される。音声ガイドナビゲーターに俳優の綾瀬はるかさんが就任。ゴッホや画家たちが芸術の創出に熱意を注いだ時代の息吹を体感できる。
神戸市中央区京町24番地/tel.078(391)0035/【期間】9月20日~2026年2月1日/【時間】午前9時30分~午後5時30分(金・土曜は午後8時まで)※展示室への入場は閉館の30分前まで/【休館日】月曜、12月30日~1月1日/【入場料】(当日券)一般2500円、大学生1250円、高校生以下無料 ※土日祝は入場予約優先
ベルナール・ビュフェ 「線」に命を捧げた孤高の画家展
中之島香雪美術館

ベルナール・ビュフェは、第二次世界大戦後、混迷する時代の閉塞感と不安を可視化したともいえる画風を確立し、その虚無的なイメージが熱狂的に受け入れられた。ベルナール・ビュフェ美術館所蔵の出品作品は、油彩、版画、資料ほか約60点を展示。
大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト4階/tel.06(6210)3766/【期間】10月4日~12月14日/【時間】午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)/【休館日】月曜(月曜が祝日の場合は開館)/【入場料】一般1600円、高大生800円、小中生400円
Hello Kitty展-わたしが変わるとキティも変わる-
京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ

ハローキティは、誕生から半世紀を迎えてもなお、世界中で愛される存在。本展では、ハローキティの展示史上最大量のグッズ展示をはじめ、アーティストとのコラボ作品、オリジナル映像コンテンツのコーナーや楽しいフォトスポットなど盛りだくさん。
京都市左京区岡崎円勝寺町124/tel.075(771)4334/【期間】9月25日~12月7日/【時間】午前10時~午後6時(展示室への入場は閉館の30分前まで)/【休館日】月曜(祝日の場合は開館)/【観覧料】(当日券)一般2000円、高大生1200円、小中生800円、グッズ付き※数量限定3000円 ※未就学児入場無料
特別展「チ。―地球の運動について― 地球(いわ)が動く」
心斎橋オーパ 7階特設会場

アニメ「チ。―地球の運動について―」の壮大な世界を舞台に、地動説の歴史的研究からアニメの名場面を忠実に再現した体験型展示。子どもから大人まで、すべての来場者が没入感たっぷりに満喫できる「見る、回す、描く、押す、学ぶ」を体感できる。
大阪市中央区西心斎橋1-4-3/tel.06(4862)7757/【期間】10月11日~11月3日/【時間】午前11時~午後7時(入場は同6時30分まで)/【休館日】会期中無休【入場料】大人(19歳以上)2200円、18歳以下(小学生以上)1500円、未就学児(4歳以上)500円※要予約(全日日時指定制)
手塚治虫 ブラック・ジャック展
あべのハルカス美術館

500点以上の原稿に加え、連載当時の「週刊少年チャンピオン」や1970年代に発行された単行本、直筆原稿など『ブラック・ジャック』史上最大規模の展覧会。手塚治虫の情熱と執念が感じられる当時の関係資料など『ブラック・ジャック』のすべてを余すところなく体感できる。
大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階/tel. 06(4399)9050/【期間】9月27日~12月14日/【時間】午前10時~午後8時(月・土・日曜・祝日は午後6時まで)入館は閉館30分前まで/【休館日】会期中無休/【観覧料】(当日券)一般2000円、高大生1600円、小中生500円
新時代のヴィーナス! アール・デコ100年展
大阪中之島美術館

今からちょうど100年前、フランス・パリでは、「現代装飾美術・産業美術国際博覧会」、通称アール・デコ博が開催された。この「アール・デコと女性」をテーマに、ヨーロッパのグラフィックデザイン作品と共に、ジュエリー、当時の女性像を示すポスター100点、BMW社のクラシックカーなど、100年前の時代を象徴する数々の貴重な作品が展示される。
大阪市北区中之島4-3-1/tel.06(4301)7285(大阪市総合コールセンター)/【期間】10月4日~2026年1月4日/【時間】午前10時~午後5時(入場は4時30分まで)/【休館日】月曜(ただし10月13日、11月3、24日は開館)、10月14日、11月4、25日、12月30日~1月1日/【観覧料】(当日券) 一般2000円、高大生1600円、小中生600円
こどもアーツカレッジ2025
江之子島文化芸術創造センター/enoco

現代美術で活躍する若手アーティストを講師に迎え、「コミュニケーションで広がる」をテーマに「かんがえる」「つくる」にチャレンジ。対象は小学生児童。内容は、古着に糸を巻き付けて自分の「ぶんしん」を作ることや、誰かにプレゼントする魔法の道具をさまざまな素材で工作するなど、楽しいプログラムが毎月開催。身近な人や自然、モノとのつながりを感じなら、アーティストの視点や考えにふれ、楽しく作品を制作することができる。
大阪市西区江之子島2-1-34/tel.06(6441)8050/【日時】10月26日、11月16日、12月21日、2026年1月25日の午前10時30分~12時30分、午後2時~4時/【参加料】各回2000円(税・材料費込み)/【定員】各回午前・午後12人(要予約・先着順)