豪州パビリオンでナショナルデー 総督も来日し祝賀 「ブルーイ」や「King Stingray」で盛り上がる

 「Chasing the Sun ― 太陽の大地へ」をテーマに掲げるオーストラリアパビリオンで、同国のナショナルデーが眩しいくらいのカラフルな彩りの中、本国から総督を招いて、9月3日に行われた。

 パビリオン前のステージでは朝からイベントが目白押しで、朝一番に行われたオーストラリア発のアニメ「ブルーイ」の特別コンサートでは、ステージ前のスペースは小さな子どもを連れた家族連れであふれかえっていた。

 歌あり、踊りあり、ゲームあり、キャラクターが登場したり、と息つく暇なく次々と押し寄せて、子どもたちは大騒ぎ。

 それに混じって頑張るパパやママの姿も。

 昼頃にはナショナルデーのオープニングセレモニーが開催され、オーストラリアパビリオンのナンシー・ゴードン館長が挨拶し、それに続いて豪州連邦のサム・モスティン総督がスピーチを行った。

ナンシー・ゴードン館長 
サム・モスティン総督

 オーストラリア連邦総督は、国王陛下の代理で、実質的にはオーストラリアの国家元首であり、憲法及び儀式に関する様々な任務を担っている。また、オーストラリア国防軍の最高司令官でもある。

 パビリオンでは、この後、オーストラリア料理の体験イベントなどがあり、夜には「King Stingray」によるパフォーマンスが開催された。

 また夕方にはナショナルデーホールで式典が開催され、再び豪州連邦総督のサム・モスティンさんがスピーチを行った。

 午前中は黄色い服を着ていて、それはオーストラリアのカラーだと説明し、午後から来ていた赤と白の服は日本のカラーを現している、という繊細な気配りを感じさせる演出をされていた。

 会場では日豪の国旗が掲揚されていた。

 同時にステージには、3本の旗が立てられた。

 1本はオーストラリア国旗、もう1本はオーストラリアの先住民族であるアボリジナルの人々を象徴する旗で、黒は民族、黄色は太陽、そして赤は荒野の赤い土を象徴している。そして最後の1本は、トレス海峡諸島の旗で、緑色の帯はトレス海峡諸島の陸地、青色の帯はトレス海峡の水域を表し、五芒星は5つの主要な諸島、五芒星を囲む白い模様はダーリと呼ばれる儀式用の踊り子の頭飾りで、トレス海峡諸島の人々を象徴している。

 それに続いてオーストラリアのパフォーマンスグループ「Circa」によるアクロバティックなパフォーマンスや、ヨルング族サーフロックバンドの「King Stingray」の演奏が披露され、会場は盛り上がりを見せた。

 モスティン総督は「King Stingray」の演奏を聞きながら、首を上下に動かしてそのリズムと音楽を楽しんでいるようだった。

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