40年の歴史に幕 「ANAクラウンプラザホテル大阪」が10月15日閉館

 40年に渡り、繁華街・北新地のオフィスビルが建ち並ぶ中で、ビジネスマンの「タクシー乗り場」として目印にもなっていた「ANAクラウンプラザホテル大阪」が10月15日で営業を終了する。チェックアウトは16日正午まで。

 同ホテルを運営する「GHS」(大阪市北区)は、「これまでのご厚情に心より御礼申し上げると共に閉館日まで、引き続き変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」とコメントした。賃貸人との定期建物賃貸借契約が満了しての閉館となる。

 同ホテルは、1984年10月に「大阪全日空ホテル・シェラトン」として開業。シェラトンとの提携解消を機に「大阪全日空ホテル」と改称。2008年10月には、イギリスホテル大手の「インターコンチネンタルホテルズグループ」の傘下にはいり「ANAクラウンプラザホテル大阪」としてリニューアルオープンした過去がある。

 一部の館内レストランは、ホテルの閉館を待たずして下記日程で営業を終了する。
▼「京料理 たん熊 北店」(6階)2月28日まで。
▼「中国料理 花梨」(6階)3月31日まで。
▼「メゾン タテル ヨシノ」(2階)3月31日まで。

 現在、同ホテル1階のロビーラウンジやカフェ・イン・ザ・パークでは、今が旬の苺をふんだんに使用した「Strawberry Fair」を開催している。閉館前の思い出作りに訪れてみては。

■ANAクラウンプラザホテル大阪/大阪市北区堂島浜1-3-1/電話06(6347)1112