大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」グッズ販売開始

公式グッズをアピールする(左から)福本さん、後藤さん、本田さん
公式グッズをアピールする(左から)福本さん、後藤さん、本田さん

 2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」を使用した公式ライセンスグッズの販売が始まった。第1弾として、ぬいぐるみやTシャツ、トートバッグなど計11種24品目。奇抜なデザインで物議を醸した“ふしぎな生き物”に、関係者は「万博の機運の醸成につながる」と期待を寄せている。

 公式キャラクターは、細胞をイメージした赤い円形をつなげたロゴマークをそのまま使用し、昨年3月に発表。赤い部分は「細胞」で増殖可能、青は「清い水」で形を変えることができる正体不明の生き物として生まれた。

 ロゴマークの発表時から複数の目や、赤色の連なりは「かわいい」「不気味」と賛否が分かれたが、交流サイト(SNS)上では二次創作の写真、動画投稿が盛り上がり、“みゃくみゃく様”と呼ばれて話題になっている。

 第1弾グッズのぬいぐるみ「ミャクミャクS」(3960円、幅約14センチ、高さ23センチ)は自立式で、赤い細胞の連なりは不気味に、お尻部分のワンポイントの赤色と目がかわいらしく仕上がっている。ミャクミャクをデザインした「Tシャツ」(3520円、S~XL)は黒、白の2色展開で、「キッズTシャツ」(3300円、130、150)は白、赤、青色がある。

ミャクミャクの魅力を凝縮したぬいぐるみ
ミャクミャクの魅力を凝縮したぬいぐるみ

 販売初日の12日にはあべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)で記念イベントが開かれ、漫才コンビ「フットボールアワー」の後藤輝基さん(48)や元NMB48でタレントの福本愛菜さん(30)、女優の本田望結さん(18)らが出演した。

 ぬいぐるみ推しの本田さんは「等身大が欲しくて、どうにかならないかな。おめめが特徴的なので、例えばきゅっと目をつまむと飛び出してくるのをミャクミャク様でアレンジしてほしい」とリクエスト。

 日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長は「どんどん開発し、いろんな商品が出てくるだろう」と今後のグッズ展開を示唆し、「大阪は面白いことをやる雰囲気がものすごくある。みんなが『これは面白い』『ぜひ行ってみたい』という万博にする今日は第一歩」と力強く話した。

 購入は、あべのハルカス近鉄本店(18日まで)や近鉄百貨店上本町店、大丸梅田店(18日まで)など28カ所(期間限定店舗を含む)で。オンラインストアでも販売している。