地域

英国の優雅さを体験、7年ぶり大阪寄港「クイーン・エリザベス」に潜入

 英国船籍の豪華客船「クイーン・エリザベス」が4月23日、大阪港に寄港した。3月から5月にかけて日本各地を巡るツアー中で、大阪への寄港は7年ぶり。せっかくの機会なので潜入取材をしてきた。

 荷物チェックなどの乗船手続きを終えるといよいよ船内へ。一歩中へ足を踏み入れると英国のエレガントなアールデコ調のデザインが迎えてくれる。3フロア吹き抜けの開放感あるグランドロビーは、初代クイーン・エリザベスの巨大な寄木細工が飾られている。

グランドロビー

 乗員乗客合わせて約3000人、全長約300㍍、屋外プールまで数えると12階層にもなる巨大客船は木材を存分に使用した豪華な造り。船内には多種多様なレストランやバー、カジノ、ダンスホールや本格的なシアターなどがあり、乗客を飽きさせることはなさそうだ。

カジノ
プール
毎日さまざまなエンタメが行われるダンスホール
映画上映やオペラ観劇ができるシアター。英エリザベス女王の指定席から撮影

 運営会社の英キュナード・ラインとパートナシップを結ぶ明石酒類醸造は、同船のために「キュナード」と命名したオリジナル日本酒を製造し提供。神事にも使われる〝御神酒〟という文化背景もあり「日本酒はただの酒ではない」という思いと共に本場播磨の山田錦だけで仕込んだ純米酒だ。現在、本酒が味わえるのはキュナード船内だけの特典となっている(今後は日本市場でも限定販売の予定あり)。

キュナード

▼今後の「クイーン・エリザベス」日本発着クルーズスケジュールは下記の通り。
「初夏の西日本周遊と済州島 9泊」5月5~14日。寄港地は広島、済州島(韓国)、長崎、油津、高知。
「初夏の日本周遊と韓国 10泊」5月14~24日。寄港地は青森、函館、境港、釜山(韓国)、長崎、清水。どちらのクルーズも発着地は横浜となる。