今宮戎(えびす)神社(大阪市浪速区)で9日からに始まった年頭恒例の祭礼「十日(とおか)戎」に奉仕する福娘らが1月5日、同市北区の大阪日日新聞を表敬訪問した。
6人の福娘は、そろいの着物に千早を羽織り、金烏帽子(えぼし)姿で来社。岡野宏治総局長へ、干支(えと)のウサギを描いた縁起物の額を手渡し、おなじみの上方締めを華やかに披露した。
福娘の一人、瀧野真緒里さん(19)は「コロナ禍の中、参拝された皆さまに福を持って帰っていただくようたくさんの笑顔を届けたい」と意気込みを語った。福娘は9~11日の3日間、参拝者への福ササ授与などに奉仕する。
同神社では新型コロナ感染拡大防止対策として、本殿裏参りの銅鑼(どら)を封鎖するほか、恒例行事の「宝恵駕籠(ほえかご)行列」や「献鯛行列」「鯛の朝市」を中止。露店も各店業者に自粛を依頼している。