「北海道で暮らしませんか」と魅力をアピール 「北海道移住・交流フェア2024」 開催

移住に関心を持つ人たちが訪れ盛況の「北海道移住・交流フェア」

 「北の国・北海道で大自然を背に移住生活を楽しみませんか」と、北海道移住交流促進協議会主催の「北海道移住・交流フェア2024」が9月27、28の両日、大阪市中央区のOMMで開かれた。北海道から48市町村と15企業・団体が出展。移住に関心を示す家族連れや、若者たちを相手に、各地域の担当者は移住支援策などを紹介しながら「ぜひわがまちへ」と北海道の魅力をアピールしていた。

 同フェアは「北海道で暮らそう」をキャッチフレーズに大阪、東京などで毎年開催しており、会場では、少子高齢化対策や仕事担い手世代の確保などから、移住施策に力を入れている各ブースのスタッフが、来場者の相談に丁寧に対応していた。

 北海道の移住に興味がある市民も、「弟子屈町(てしかがちょう)」「中札内村(なかさつないむら)」「訓子府町(くんねっぷちょう)」「七飯町(ななえちょう)」など、自治体の読み方に首をかしげる人もあり、北海道について熱心に質問。生活環境全般のほか、仕事や育児、教育、老後の生活、地域コミュニティーなどについて、理解を深めていた。

 上ノ国町の総務課主事、池田茉以さん(29)は「函館に近く、歴史遺産が多くあり、山の幸・海の幸にも恵まれています。会場に来られた母親には、移住対策として手厚い子育て支援制度(子ども医療費、保育料、学校給食費など無料)を中心に、アドバイスしました」と笑みを浮かべていた。