足場などの仮設機材の総合プラットフォーマーのタカミヤ(大阪市北区)は9月12日、建設業界の課題解決に向けた先端技術の研究開発の拠点として兵庫県尼崎市に「Innovation Hub」をオープンした。
建設業界は資材の上昇や人手不足、長時間労働の是正などの2024年問題を抱え、未だに多くの作業がデジタル化されておらず、生産性向上が喫緊の課題となっている。このため、同社は現場の課題を解決するために「Takamiya Plathorm」を駆使してDX化を進めてきた。
同システムを活用することで、必要な仮設機材の数や種類を瞬時に計算できるほか、積載スペースの最適な活用方法を3Dで予測するなど、従来はベテランの経験に頼っていた判断を一般化できるようになる。
オープン当日には関係者などが招かれ、デジタル化された業務を疑似体験。業界に先駆けてさまざまな工程のDX化も紹介され、関係者らは熱心に聞き入っていた。