8月下旬の大阪は台風10号の接近により、鉄道の運休・減便など府民生活に大きな影響が出た。
当初、台風は8月27日前後に関西地方に上陸することが予想されていたが、一度大きく進路を西に変え、九州、四国を通過して、和歌山県南方海上を通過した。大阪では31日に多少強い雨が降ったが、目立った被害は確認されていない。
当初の進路予想を大きく外れた上に、台風の速度が極めて遅かったために、数日間にわたり東海道新幹線・山陽新幹線が一部区間で運休・減便するなど、府民生活への影響は長期に及んだ。また商業施設や観光施設の休業、イベント開催などの各種計画も、台風進路の変化に伴い二転三転。夏休み最後の週末だったこともあり観光・レジャー産業にも大きな影響が出た。