7月7日「タツノオトシゴの日」に制定 間近で観察できる「まる見え!バックヤード」 〝魚朱印〟も

 「伊勢シーパラダイス」(三重県伊勢市)は、日本で一番多くの種類のタツノオトシゴを展示、飼育している。地球温暖化の影響や漢方利用を目的とした乱獲により、年々減少しているタツノオトシゴ類。そこで、他の水族館と協力し、絶滅に瀕している同種の繁殖に力を入れている。

タツノオトシゴとふれあい

間近で観察できる「まる見え!バックヤード」

 たくさんの人たちに今の現状と同館の取り組みを知ってもらおうと、7月7日を「タツノオトシゴの日」として正式に制定し、さまざまなイベントの開催を予定している。

 

 同日には授与式やタツノオトシゴの魅力に迫る特別講座、限定〝魚朱印〟など、ワクワクする催しが用意されている。また、4月27日にオープンしたエリア「まる見え!バックヤード」では、飼育員が普段作業をしている水族館の裏側を覗くことができる。

「まる見え!バックヤード」

〝海獣とのゼロ距離展示〟タツノオトシゴ魅力たっぷり

 昨今、ふれあいをアピールした展示に力を入れている動物園や水族館が増えているが、同館は日本で最も早く、海の動物〝海獣とのゼロ距離展示〟をテーマにした水族館だ。

 今回の「まる⾒え!バックヤード」では、生まれたての赤ちゃんの育成展示や、繁殖活動の様子を見ることができる。また一般的なエサやりではなく、同館ならではのエサやり体験ができるのも魅力だ。

 営業時間は、午前9時半~午後5時(最終入場は同4時半まで)季節変動有り。料金は、大人が2100円、小・中学生1000円、幼児(4歳以上)500円。アクセスは、近鉄特急で難波から最寄り駅の伊勢市まで約2時間。車では大阪市内から約2時間半。

7月1~15日までの限定〝魚朱印〟

■伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス(伊勢シーパラダイス)/三重県伊勢市二見町江580/電話0596(42)1760