まるで水の中で読書をしている感覚!? 多くの本と魚が共存する空間

 アクアリウムとアートが融合した都市型水族館「atoa(アトア)」(神戸市中央区新港町)が開業以来初の大規模リニューアルを行い、新コーナー「atoa LAB(アトア ラボ)」をこのほどオープンした。

 「atoa LAB」は施設3階「FOYER(ホワイエ)」ゾーンに誕生。アトアらしい「知的好奇心を刺激する(学び)」をテーマに約2500冊の書籍が並ぶ。

 書籍は「地球と大地」や「生命の誕生から進化」など7つのカテゴリーに分けられて展示。図鑑や生き物をモチーフにした小説、絵本など、図書館や本屋とはまた違った雰囲気だ。魚が泳ぐ水槽はそのまま。本を読んだり魚を見たりと「atoa」ならではの楽しみ方ができる。

 天井まで届く書棚に囲まれる空間に突如として現れる小さなスペース。ここでは座って好きな書籍を読んだり、写真を撮ったり、子どもも大人もそれぞれの楽しみ方で過ごせる。書棚と一体型のベンチスポットもあり、まるで隠れ家のような雰囲気。

 なぜこのコーナーを作ったのかを施設スタッフの福﨑扶美さんに尋ねると「来館者に色々なことに興味を持ってほしいのと、特に子どもたちには自発的に行動するきっかけ作りになればいいなと思って」とコメント。

 同館では年間パスポートの利用規約を改定。これまでパスポートの掲示で入館できるのは平日のみだったが、土日祝日(GWやお盆などの特定日は除く)も入館可能となった。入場料は、大人(中学生以上)2600円〜、小学生1500円〜、幼児(3歳以上)500円、3歳未満無料。営業時間は、午前10時〜午後7時(最終入場は閉館30分前まで)。

■atoa(アトア)/兵庫県神戸市中央区新港町7-2
https://atoa-kobe.jp/