〝ひとりぼっちのいないまち〟をつくる「一般社団法人タウンスペースwakwak」(高槻市)は、日本財団「子ども第三の居場所」の採択を受け高槻市としては2箇所目となる、家でも学校でもない子ども第三の居場所「とんだ NikoNikoひろば」を開所した。
小学生から高校生を対象としており、月・水・金の週3日午後2時から5時まで。水曜のみ午後7時半までとし、子ども食堂を実施する。スタッフには社会福祉士・精神保健福祉士・保育士・臨床心理士など資格保有者の在籍のほか、近隣大学の学生含む約200人のボランティアと共に、地域全体で子どもたちの成長を見守る居場所を目指す。
開所式では、代表理事の岡本さんが「法人設立以降、子どもの居場所づくりを関係機関との連携で行ってきたことや今回の事業を機に子ども第三の居場所をより一層充実していく」と宣言した。
「子ども第三の居場所」はすべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設している。特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々のおかれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供する。現在全国に228ヶ所設置されている(2024年4月末時点)。
■とんだ NikoNikoひろば/大阪府高槻市富田町3-25-3
https://ts-wakwak.com/