機能性表示食品 健康被害の報告 22社、147件 消費者庁

 小林製薬(大阪市)が機能性表示食品として届け出ていた紅麹の成分を含むサプリメントを摂取した健康被害問題を受け、緊急点検を実施している消費者庁は4月18日、22社、35食品で延べ147件の健康被害報告を医療従事者から受けていたと発表した。先月22日の時点での集計で、小林製薬のサプリメントを摂取した人がその後、死亡した事例は含まれていない。

 右肩上がりだった機能性表示食品サプリも買い控えが広がり、公表後は売り上げが2割減ったという。